て/夫婦

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560094204
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0074

出版社内容情報

わたしたちの「ち」をめぐる悲喜劇

 〈この頃の彼は、傍から見ると崖縁を伝って歩くようで、私はハラハラしながら、いつ落ちるか、こちら側へ戻ってくるのか向こう側へ落ちて精神的に病むようになるのかと思い、自力で戻って来るのを祈りつつ待つほかなかった〉(本書所収・岩井通子氏エッセイ『みる』より)。
 父親からの理不尽なDVに苛まれてきた四人兄妹とその母親。祖母の認知症をきっかけに再集合した彼らが、過去の関係を清算しきれずに、さらに大爆発するさまを描ききった「スーパー家族劇」(『て』)。/大学病院の外科医だった夫を肺がんで亡くした妻とその子供たちが、家族の真実にめざめてゆく、せつないのに不思議な可笑しみのある「ドキュメンタリー演劇」(『夫婦』)。
 ひきこもり経験をもつ劇作家が、自らの家族の実話を息子・母と視点を変え2周する構造で描いた『て』から10年! 血族の暴君だった父の死をめぐる『夫婦』で一家の物語が完結──父権的なハラスメントに壊されてしまった家族の再生を、笑いとともに物語るという奇跡! 人気劇団ハイバイ主宰による「私戯曲」傑作集。巻末に特別付録(あとがきにかえて、母からのエッセイ、歴代の上演記録・舞台写真)を収録。

岩井 秀人[イワイ ヒデト]
著・文・その他

内容説明

作家自身の家族の実話を息子・母と視点を変えて2周する構造で描いた『て』から10年、暴君だった父の死を描いた『夫婦』で一家の物語は完結する―。劇団ハイバイを代表する傑作2本。

著者等紹介

岩井秀人[イワイヒデト]
1974年6月25日東京都生まれ。桐朋学園短期大学部演劇専攻卒業。ハイバイ主宰(劇作家・演出家・俳優)。青年団演出部所属。第三十回向田邦子賞受賞。第五十七回岸田國士戯曲賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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法水

2
ハイバイ15周年記念として同時上演された2作を収録。「て」「夫婦」ともに著者自身の実体験に基づいた「私戯曲」。自分の家族のことをこういう形でさらけ出すことがどのような感覚によるものなのかはわからないけど、きっと岩井さんにとっては『ヒッキー~』同様、どうしても書かずにはいられなかった題材なのであろう。書くことによって(更には母なり父を演じることによって)、過去を乗り越えていく。演劇あるいは物語の力を感じずにはいられない。特別付録の1つとして収録された臨床心理士をされている実母・通子さんの手記もよい。2018/09/05

赤鬼

1
初めて岩井秀人さんの作品に触れた訳ですが…やはり御本人の凄まじい現実を作品として、事実は事実ではあるけれどエンターテイメントにしていて、そこは本当に素直に凄えなと思いましたし、でも自分の中に押し込んでた自分の家族についてあれこれと考え出してしまい、考えても仕方ないのにやっぱり終わりのない自問自答をし続けている自分がいます。1人の人としてきちんと生きる事も難しいのに、その上他人の人生の責任まで取るなんて…家族って、親って、面倒くさいものです。2019/04/24

だんいん

1
実際の公演を観たときの記憶が蘇り、改めて硬球をぶつけられるような岩井さんの作品に浸りました。巻末にある、岩井さんのお母様の文章が興味深く、素敵でした。2019/03/29

たわたわ

0
自分にとっての家族とは違った形の凶器 棺を選ぶところとか、変な気持ちになる あとがきのモチーフの矢印が父から自分へと向かってしまっているというところゾッとした とにかく母が偉大だなと思った2021/02/05

貴羽るき

0
最後のお母様の文章がよかった。2020/09/28

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