出版社内容情報
とあるＯＬの禁断の愛がたどりついた先は？ 〈一ページに一回以上おもしろい〉傑作戯曲。第５７回岸田國士戯曲賞受賞作。
内容説明
不倫をしているある女が、やむを得ず選択していった先で目にしたモノは―。英訳版と同時収録のバイリンガル不倫エディション。第５７回岸田國士戯曲賞受賞作品。
著者等紹介
岩井秀人［イワイヒデト］
１９７４年６月２５日東京生まれ。桐朋学園大学演劇科卒業。ハイバイ主宰（劇作家・演出家・俳優）。青年団演出部所属。第三十回向田邦子賞受賞。第五十七回岸田國士戯曲賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ふう
10
ハイバイ岩井の第57回岸田國士戯曲賞受賞作。会話も自然でストーリーも面白く、戯曲自体の短さも相まって一気読み。英語版も収録だがこれは未読w タカコを通りすぎていく様々な男たち。彼女はそれを悲しいとも虚しいとも思わずただ淡々と受け入れている。いや、受け流すという方が正確か。ラスト、「事実」としてはきっとよくないエンドマークなんだろうが、私としてはこのグレーな終わり方で良かった。等々力の境界線上の存在も嫌いじゃない。人生の意味とか価値なんて他人が決めるもんじゃないのよね。表紙の絵も岩井らしい。味があって○。2016/04/01
りえこ
8
自分とは全然違う女なので、興味深く読みました。2013/05/16
すずき
2
岸田國士賞受賞作。あんまりドラマチックな展開があるわけではないがなんとも切ない余韻がある。タイトルがよい。2017/09/04
フユコ
2
なんだかしっちゃかめっちゃかな世界だったなあ。妻がいると知っても別れないひとのが多かったりするのかなと思った2014/01/06
ひとひら
2
★★★★不倫している女のつれづれ。良いスピード感、展開、演出。『戯曲賞』なるものがあるのね。選者が好み。2013/05/22
