出版社内容情報
病気・害虫の防除は病原菌や害虫の発生生態と作物の関係を理解して上手に伝染環・生活環を絶つこと。そのポイントがわかる図解集
内容説明
病気、害虫の防除は、病原菌や害虫の発生生態と作物とのかかわり(伝染環・生活環)を理解して、上手に伝染環・生活環を絶つこと。これが生態的防除であり、防除の基本。農薬による防除も、病原菌や害虫による伝染・寄生や飛来、繁殖、活動を防ぐ的確なタイミングでの使用によって、確実に防除でき、減農薬にもつながる。そのための手引きとして、病気・害虫の発生生態である伝染環・生活環をわかりやすく図解。野菜のおもな病気・害虫について紹介している。
目次
病害編(ウイルス病;ファイトプラズマ病;細菌病;菌類病)
害虫編(ハスモンヨトウ;ヨトウムシ(ヨトウガ)
タバコガ
タマナギンウワバ ほか)
著者等紹介
米山伸吾[ヨネヤマシンゴ]
東京生まれ。千葉大学園芸学部(植物病理学)卒業。農学博士。卒業後、植物病理学研究室の研究助手(無給)として2~3年間過ごしたのち、文部教官(助手)に任官。その後、新設の茨城県園芸試験場に転任。園芸作物(とくに野菜、花卉類)の病害防除を担当。県内だけでなくわが国のキュウリの安定的生産を科学的に解明したことを論文にして、農学博士の学位を授与された。その後も、県内の主要な園芸作物の土壌病害の防除法を確立して生産を安定させた業績により、個人として県知事表彰。多くの園芸作物病害の発生生態の解明と防除法を確立したとして、全国の農業と園芸関係の研究所長会から研究功労賞(第一回目)を受賞。2007(平成19)年には「植物病理学の進歩と発展への貢献」によって、植物病理学会の永年会員に推挙された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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