百の知恵双書<br> 台所の一万年―食べる営みの歴史と未来

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百の知恵双書
台所の一万年―食べる営みの歴史と未来

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  • サイズ B5判/ページ数 150p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784540040795
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0377

内容説明

いったい私たちはどうしてこんな食べ方をするようになってしまったのか。もっと美味しく安全な食べ方をしていくために日々の食べる営みの場所…家庭の台所を根本から見直そう。台所からキッチンへの一〇〇年の歩みは、「効率よく」、「美しく」であって、決して「美味しく」、「健康に」ではなかった。今どきのキッチンのありようを徹底的に批判し、台所の一万年に蓄積された「食べる営みの知恵」を掘り起こし、二一世紀の日本のあるべき「美味しい台所革命」を提案する。

目次

第1章 食べ事とは、食べ物とは、そして台所とは(大事に織べていくために―食事を「食べ事」と読んでみる;美味しい健康、食べる楽しみ―生命をいただいてわが生命歓ぶ;生命と食事―風景を食べる、大地を食べ尽くす;食べ残しのゆくえ―生ごみと芸術のはざまで)
第2章 台所のいろいろなかたち(台所の成立ちを探る小旅行―食べられる環境を求めて;うちの台所、まちの台所―ホームキッチンとソーシャルキッチン;住まい全体が台所―広がる食べ事の空間;食べられる都市―都市農耕とリサイクル)
第3章 近代日本の台所に起こった事―台所がキッチンと呼び替えられて(食べる営みのシステム―それは重要文化財;台所、この一〇〇年―台所がキッチンに変わった)
第4章 これからの台所、その設計条件―食べる一万年の知恵を(美味しい台所を実現するには―日本の風土に合った日本型台所をつくり出そう;「台所の構え」をもっと自由に―フレキシブル&エコロジカル;食べ事を大事にできる台所―生活の質を高める中心として)
振り出しに戻る「台所のテーマの変遷・一万年双六」

著者等紹介

山口昌伴[ヤマグチマサトモ]
1937年大阪府八尾生まれ、京都育ち。岡山、彦根を経て東京へ。早稲田大学建築学科卒。住宅設計から生活研究の道へ。専門は住居学・生活学・道具学。道具学会事務局担当理事、日本生活学会編集担当理事、日本産業技術史学会理事。主な著書に『台所の一〇〇年』編著(ドメス出版、神戸賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろぞー

13
日本型台所を推奨していた筆者ですが、中々経済的な理由や部屋の広さもあいまって難しいですね。だから食の認識から始めていこうかなと。命の尊さを考えられるよう頑張って魚捌いたり、虫付き野菜とかは悲鳴を挙げずに(虫も美味いから喰うんやなと広い心で)泥付き野菜でも手間を惜しまず新鮮さに感謝して頂くとか(ようは加工食品ばかり頼らずそのままの食材を調理しようと)調理器具もぶっちゃけ必要最低限でいいのかもですね、用途に合わせて。食事に対する認識を見直そうと思った一冊でした。2016/11/13

二毛

2
巻頭の台所の一万年の移り変わりを図示した折り込みページが実に素晴らしい。拡大カラーコピーしてトイレやお風呂の壁に貼ってしょっちゅう見つめたいほどに。でも「歴史」成分はここのみで、残りはほぼ現代のシステムキッチン批判だった。その批判も、「今のキッチンは鍋が多すぎる。XX専用鍋とかいらない」と言ったかと思えば「今のキッチンは皿の種類が少なすぎる。季節専用の皿とか必要」と、なんだか肯定できないものだった。百万語の批判よりも、これが私の理想のキッチンです!ってのをバーンと図示すれば説得力が湧くと思うのだけれど。2017/09/28

鏡裕之

2
中盤までは、今の日本の台所事情に対する批判がちらりちらり。よくある現代批判の様式そのままで、正直退屈&うんざり。日本の台所が変化していくきっかけや時期などの説明に入ったところで、ようやく面白くなる。しかし、日本型の台所はこうあるべきという提案に入ったところで、「それ、今の日本では絵に描いた餅でしょ?」と冷めてしまった。期待しただけに失望もでかく、正直、あまり読む価値はなかった。2016/11/27

skr-shower

1
ブックカフェ。無駄なく食を回す循環型は、すでにどの国でも難しそう。2019/06/11

ftoku

1
折込みの「絵年表 台所道具の一万年」が圧巻! 台所道具の歴史的変遷から、人々の生活風景を思い浮かべてしまう。2016/09/15

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