出版社内容情報
「飛行機はなぜ、どうやって空を飛べるのか」という基本から、最新の知識、身近な航空雑学まで、飛行機の魅力をたっぷり図解でわかりやすく教える一冊。「離陸、航行、着陸」のすべてに隠された驚異のメカニズムが面白いほどよくわかる!
内容説明
なぜ安全に自由に飛べるのか。子供の頃の「疑問」が解明!
目次
第1章 飛行機はなぜ飛べるのか(力の関係)
第2章 なぜジェット・エンジンは大きな力を出せるのか(エンジン)
第3章 どのようにして自由に空を飛んでいるのか(翼について;速度;高さ・位置;姿勢・方向;エンジン制御;離陸から着陸)
著者等紹介
中村寛治[ナカムラカンジ]
横浜市出身。早稲田大学卒業後、全日本空輸(株)にて30数年間ボーイング727、747の航空機関士として乗務。総飛行時間は14,807時間33分。現在は、エアラインでのフライト経験を生かし、実際に飛行機に乗務していた者から見た飛行機のしくみ、性能、運航などに関する解説や文筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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禿童子
31
ヒコーキ好きの素養があれば何とか「面白い」かもしれません。高校物理のレベルの計算が出てきますが、私でも理解できたので大丈夫。飛行機が着陸するときには(低速なので揚力を維持するために)離陸時の70%の推力が必要で、決してアイドル状態ではない(降下のときはそれでいいんですが)ことがよくわかりました。あまりマニアックではありませんが、耐空性を中心に最低知っておくべき知識が得られます。2020/01/08
MJ
18
眠れなくなるほど面白い?眠れなくなるほど難しいよー、飛行機のメカニズム。パイロットになった友人たちはこんな勉強をさせられているんだな。しかも機種ごとに。2020/11/05
みやしん
3
理系知識がないととてもじゃないが付いて行けない。人類がここまでの技術体系を手に入れるまでどれだけの経験とフィードバックがあったのか。2022/04/13
みさよ♪
2
わかりやすく書いたとのことでしたが、素人にはまだまだ専門的過ぎでした。 知ってた部分はほんの一握りf(^_^)2018/04/06
なつみかん
0
飛行にまつわる力学、ジェットエンジンの仕組み、各翼面の役割、航法(高度・姿勢・速度・方角)の各要素について広く浅くイラストとともに簡潔に解説されている。YouTubeでアニメーション化された映像とともに鑑賞すると理解が深まる。技術的には遷音速M0.8〜1.2、臨界マッハ数、レーザージャイロについて。また駐機場にはフィンガー、フロンタル、サテライト、オープンエプロンの種類があるとか、乗り降りは左側のドアを使うとか。言われて見ればおぉそうだという発見が新鮮だった。ヲタでも何かしら得るものがあると思います2023/01/03