水俣への回帰

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  • サイズ A5判/ページ数 298p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535583856
  • NDC分類 519.12
  • Cコード C3036

出版社内容情報

医師として水俣病研究に携わって約50年。『水俣病にまなぶ旅』、『水俣が映す世界』に続く、待望の水俣三部作、ここに完結する。

内容説明

加害者は交代できるが、被害者は死ぬまで替われない。これが水俣病に限らず、公害、薬害、労災の構造だ。…『水俣病にまなぶ旅』、『水俣が映す世界』に続く水俣三部作、ここに完結。

目次

第1部 水俣病が人類史に問いかけるもの
第2部 認定制度の政治学
第3部 行政の責任を問う
第4部 専門家の役割
第5部 ローカルからグローバルへ
第6部 水俣学の創設

著者等紹介

原田正純[ハラダマサズミ]
1934年、鹿児島県生まれ。1964年、熊本大学大学院医学研究科修了、医学博士。熊本大学精神神経科講師、熊本大学体質医学研究所助教授を経て1999年より熊本学園大学社会福祉学部教授。胎児性水俣病、三池一酸化炭素中毒、土呂久砒素中毒、カネミ油症など社会医学的研究を行い、ベトナムの枯葉剤の影響や中国・インド・タイなどの砒素中毒、カナダ・ブラジル・中国・アフリカなどの水銀汚染など世界各地を調査。2005年度から水俣学研究センターを熊本学園大学内と水俣市に開設。日本精神神経学会賞、UNEPグローバル500賞、大佛次郎賞、熊日文学賞、吉川英治文化賞、熊日賞、アジア太平洋環境賞、久保医療文化賞、など受賞。2004年、第一期『水俣学講義』が熊日出版文化賞受賞。水俣学の開設・研究活動に対し、南日本文化賞、若月賞、西日本文化賞などが贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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