目次
アフリカ経済を考える上でなぜ資源が重要か
第1部 アフリカ経済の何が問題か(アフリカはどのように成長したか;アフリカで資本はどのように蓄積されたのか;アフリカの労働の何が問題か―なぜ雁はアフリカまで飛ばないのか ほか)
第2部 どうしたら資源を有効活用できるか(アフリカはどのような資源をもっているのか;資源の優劣を決める要因は何か;どういう国が資源を有効活用できたか ほか)
第3部 どうしたらアフリカと良好な関係を築けるのか(欧米諸国はアフリカとどう付き合ってきたか;アジア諸国はアフリカとどう付き合ってきたか)
著者等紹介
中臣久[ナカトミヒサシ]
1953年神奈川県生まれ。1978年成城大学経済学部卒業。1980年成城大学大学院経済学研究科修士課程修了。1980年4月から2017年3月まで外務省に勤務。このうち25年間の海外勤務を経験。海外勤務の内訳はベトナム10年、米国6年、デンマーク3年、ボツワナ3年、マラウイ3年。現在、ベトナムの首都ハノイに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
21
経済学と書いているけど、内容的には『アフリカの統計数字を読んでみた』という感じ。著者としては全体を見なければ見えないこともあるので統計読みに徹したそうですが、統計数字を読むだけの限界を示した反面教師的な一冊となってしまった。各統計の情報から総合して判断するのも面倒くさがって、各統計で個別に感想を出しているので読み進んでいくと内容的に苦しいところが出てきて、とりあえずランキングを整理して書くか、そもそもの論点を切り替える動きになり残念。統計特化というには統計分析もないのでなんだかその点でも中途半端。2021/12/22