内容説明
「投信に割高・割安はない」「分配金利回り1%が16%に見えるトリック」「高PERを嫌うと成長株が抜け落ちる」など投資家が陥りがちなワナを、日経新聞のベテラン記者が鋭く指摘。リスクを正しく把握し、失敗しないための株や投資信託の選び方を指南する。
目次
序章 リスクを理解、リスクを分散、リスクを制御
1章 「300倍返し」の錬金術
2章 舞台裏から見た投信の実態
3章 良い投信、悪い投信の見分け方
4章 投資尺度を不十分な理解で使うな
5章 これだけある企業業績にひそむウソ
6章 需給を制するものは投資を制す
7章 ピンチを切り抜ける秘策
著者等紹介
田中彰一[タナカアキカズ]
日本経済新聞編集局証券部デスク。1989年入社。証券部キャップ、日経QUICKニュース社ニューヨーク支局長、日経金融新聞デスクなどを担当。テレビ東京の株式ニュース番組に通算12年出演。日経電子版のマネー、マーケット開発メンバー。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会CFP認定者)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
烟々羅
17
2月上旬のコンビニで売られていた、軽薄な見かけの本だが時間をかけた。この本を読み始めても良いと思える程度に周辺情報が積み上がるまで3ヶ月、読み始めてから6週間かけている。 ここに書かれている勧めを鵜呑みにして動いたらたぶん失敗する。筆者がなぜそう考えたかを理解すればよいし、理解できる程度には親切に書いてある、とめくったときに思ったからね。軽快な文章に乗せられそうになるたびに中断し、日を改めて、今朝ようやっと読了。ハウツーの顔をしているけれど硬派です。2014/06/21
テニやす
2
やはり途中から難しく ちんぷんかんぷんに・・・ 株、投信を買う買わない別にして色々な考えを知ることは大切と痛感。こういう人たちは”死んだ金”を嫌う。でも”死んだ金”を”生きた金”にする 勇気?諦め?が必要ですね。2014/08/20
what
2
投資をする上で失敗しがちな点を豊富な事例をもとに解説してくれる。特に投資指標の捉え方が参考になりました。文庫なのでさくっと読めていいですね。2014/03/26
りら
1
購入。ある程度株投資の経験や知識のあるヒト向けの本。そら知識もなけりゃ失敗しますわな、ということがよく分かる。汗をかかずにおカネを殖やすなんてできないのだ。書かれていることを踏まえて投資を始めるには、がっつり勉強し、様々な指標や資料を元に分析を行なったうえで、自身の投資に対する方針もあらかた決めて臨むということになる。ソレだけの準備をし、始めた後も適宜様子を分析しながら、手入れをする。そんだけのヒマない…。それを生活の一部にできる人こそ投資に向いてるっていうことか。でも、始めるなら早いに越したことはない。2014/08/28
ゆっぽん
1
途中途中難しいところあったけど、実際的なところもあって参考になりました。後半は言葉が難しく何を言ってるかさっぱり・・・(笑)。まだまだ知識の積み上げが大切だなぁと思いました。そろそろ行動しようと思います。1年位知識の積み上げをしている気がする。2014/06/22