日経ビジネス人文庫
職人学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532196493
  • NDC分類 502.1
  • Cコード C0134

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gatsby

12
「職人」という言葉から私が連想するのは頑固で保守的、人間関係を築くのが苦手そう、といったことだったが、この本を読んでずいぶん見方が変わった。筆者が職人さんであり、かつ文章も書ける人だったからかもしれない。いい意味でこだわりを持ち、かつ今いる自分の位置にとどまることなく、絶えず新しいことにもチャレンジしていく職人さんたちが生き生きと描かれていたことにとても好感をもった。そういう意味では、職人さんたちの仕事と私たちの仕事も根っこの部分は同じだと思う。特にその分野で成功している人たちには共通した姿勢なのだろう。2012/09/24

tom

4
旋盤工として働いていた著者の職人論。不景気だ、不景気だと人はいうけれど、考えながら、工夫しながら仕事をしているなら、不況の中にも需要はあります。いい加減な仕事をしていたらダメです。仕事とはどういうものかを一途に考え、面白がり、楽をしようとして仕事をしましょうと書いている本。プロをしているから書ける本。2017/04/23

壱萬弐仟縁

4
☆☆☆「すぐれた職人は、すぐれた教育者」(65ページ~)は納得の表現である。「すぐれた研究者は、すぐれた教育者」とも敷衍できるからであり、自分がすぐれた職人なら、弟子のひとづくりにも上手に伝承できると思うからである。必ずしもそうではないという場合もあるが、それは、どちらかに不信感があるので、結局、それが伝わってしまい、うまくいかないのだろう。日米の職人の差は、日本は自分の仕事の完成を喜ぶためだが、アメリカは契約履行という冷めたもので、日本の職人は先輩と同じ出来栄えを目指す。ここが違う(117ページ)。2012/09/24

高野

2
旋盤工だった筆者だけあって、現場のことも技術のことも分かりやすく、また自身の経験もあわせて書いてある、内容に厚みがある良本でした。これだけ読み応えがあると嬉しくなります。2012/09/23

タリぃ

1
ものづくりって、何?職人さん達について書かれた作品で、仕事をする意味や考え方を学ぶことが出来る。大学生のうちに読んでおきたい一冊。2016/04/11

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