出版社内容情報
恋愛と結婚、人生の分岐点。道は何本にも分かれて、つながっていて、いつの間にか迷って、帰れなくなって……傑作長篇小説!
内容説明
1966年ひのえうまの同じ日に生まれた留津とルツ。「いつかは通る道」を見失った世代の女性たちのゆくてには無数の岐路があり、選択がなされる。選ぶ。判断する。突き進む。後悔する。また選ぶ。進学、就職、仕事か結婚か、子供を生むか…そのとき、選んだ道のすぐそばを歩いているのは、誰なのか。少女から50歳を迎えるまでの恋愛と結婚が、ふたりの人生にもたらしたものとは、はたして―日経新聞夕刊連載、待望の単行本化。
著者等紹介
川上弘美[カワカミヒロミ]
1958年、東京生まれ。1996年「蛇を踏む」で芥川賞。2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞。2007年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞。2015年『水声』で読売文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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