この「くに」の面影

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  • サイズ B6判/ページ数 433p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532167103
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

政治ジャーナリストとして『この「くに」のゆくえ』に警鐘を鳴らし続けた硬骨漢。音楽・演劇・陶芸・スポーツ・旅をこよなく愛し、人が大好きな風流人。国民的人気キャスターの残した言葉を編んだ評論・エッセイ集。

2008年11月7日に逝去した著者の未完のWEB連載「始終至智の旅」「緩急自在」、WEB多事争論、講演録、TBS多事争論を編集して構成。筑紫氏をよく知り、若者にも人気のある国際政治学者の藤原帰一氏が全面的に編集協力。

【目次】
はじめに 藤原帰一
プロローグ――WEB多事争論より
第1章 始終至智への旅
第2章 筑紫哲也の緩急自在
第3章 “連子窓”の弟子として
第4章 多事争論
エピローグ――この「くに」の面影
       対論 筑紫哲也 × 山田太一
縁むすび 吉岡弘行
筑紫哲也・略年譜

内容説明

まだ見ぬ子供たちへ―メルヘンのように美しい日本の姿を遺したい。何を壊し、何を壊してはいけないのか。古里を愛した故人が、最後に伝えたかった珠玉の名編。

目次

プロローグ―WEB多事争論より(「論」も愉し;最後の多事争論「この国のガン」 ほか)
第1章 始終至智への旅(ごあいさつ;空白を埋める旅 ほか)
第2章 筑紫哲也の緩急自在(ゲラのように;時には昔の話を ほか)
第3章 “連子窓”の弟子として(六年前の深読み;安東組―連子窓の弟子 ほか)
第4章 多事争論(ラスト・メッセージ;壊すべきもの、壊してはいけないもの ほか)
エピローグ―この「くに」の面影 対論 筑紫哲也×山田太一

著者等紹介

筑紫哲也[チクシテツヤ]
1935年6月23日~2008年11月7日。大分県生まれ。59年早稲田大学政治経済学部卒業、朝日新聞社入社。政治部記者、ワシントン特派員、「朝日ジャーナル」編集長、編集委員などを歴任し、89年退社。TBSテレビ系「筑紫哲也NEWS23」キャスター、ジャーナリスト、NPO「スローライフ・ジャパン」理事を務めた

藤原帰一[フジワラキイチ]
1956年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程中退。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻、国際政治

吉岡弘行[ヨシオカヒロユキ]
1963年島根県生まれ。88年一橋大学法学部卒業、TBS入社。報道局社会部、司法記者クラブ・キャップ、「筑紫哲也NEWS23」編集長、「ニュースの森」編集長などを経て、現在、情報制作局「サンデー・ジャポン」制作プロデューサー。「WEB多事争論」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうすけ

1
筑紫さんの文章を読むのようになったのは亡くなってから随分たってからでした。どれも非常に面白いです。さすが、朝日の元記者だけあって。2014/08/31

けんとまん1007

1
筑紫さんの声が聞こえてきそう。自分の五感を使うことの大切さを再認識。2010/01/30

0
再読。この人の意見を押し付ける感がしないスタンスが昔から好きで、文章にもそれが表れている。ただ後半(晩年)になるにつれ戦争に関する話が多くなっていくところが、読み物としてはつらくもあった。もちろん、本人は戦争を再び繰り返さないようにと、警鐘を鳴らしていたのだろうが。2010/10/16

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