内容説明
小さな会社が生き残り、成長する鍵とは何か?小さな会社の社長は何に注視すべきか?会社の行動エンジンともいえる「企業家的志向性(EO)」を発揮することができるかどうかが小さな会社の命運を左右する。
目次
第1章 もがき苦しむ小さな会社
第2章 企業家的志向性(EO)とは
第3章 EOの力を測定
第4章 EOは危機に有効か―東日本大震災と向き合う小さな会社の分析
第5章 EOはいつ生まれるのか―逆境から甦る小さな会社の分析
第6章 EOのメカニズムとは
第7章 EOはマネジメントできるのか―7つのメッセージ
第8章 EOからSEBへ
著者等紹介
江島由裕[エシマヨシヒロ]
大阪経済大学経営学部教授、博士(経営学)。日本ベンチャー学会理事。企業家研究フォーラム理事。1989年米国ピッツバーグ大学大学院公共・国際事情研究科修士課程修了(MPIA)。2010年上智大学博士(経営学)。(株)三和総合研究所、岡山大学、島根県立大学などを経て現職。主著に『創造的中小企業の存亡:生存要因の実証分析』(白桃書房、2014年、日本ベンチャー学会清成忠男賞(書籍部門)、企業家研究フォーラム賞、中小企業研究奨励賞準賞)、『ベンチャーズ・レビュー』No.11、日本ベンチャー学会(2008年、日本ベンチャー学会清成忠男賞(論文部門))などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山口 健俊
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江島先生の本 EOの歴史的な経緯を含めた概要と、事例分析の切り口と分析の仕方は勉強になりました。2019/03/10
ozapin
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日経新聞の経済教室に掲載された著者のコラム面白く手に取る。本屋さんに並ぶ経営者本を見ながら、何かこれを普遍化する成功の原理を言語化できないのかとアカデミックかつ実践的にアプローチした著作でさわやかな印象。東日本大震災から立ち直った会社やいろんなビジネスに挑戦しながら上場にいたった企業などの聞き取り調査から、著者は、企業家的志向性(Entreprenucial Orientation)7つのメッセージを結論づける。ひとつだけここに書くと「リスクと向き合いえEOを使い分ける」こと。リスクのバランスが重要。2018/09/09