著者等紹介
赤羽末吉[アカバスエキチ]
1910年、東京都生まれ。1932年旧満州に渡り1947年帰国。独学で日本画の技法を習得し、1961年『かさじぞう』(福音館書店)で絵本作家としてデビュー。以後数々の作品を残した。1980年には、創作活動の業績に対して国際アンデルセン賞絵画賞を受賞。主な作品に『スーホの白い馬』(福音館書店、サンケイ児童出版文化賞、厚生省児童福祉文化奨励賞、アメリカ・ブルックリン美術館絵本賞)『源平絵巻物語 衣川のやかた』(偕成社、講談社出版文化賞絵本賞)『ほうまんの池のカッパ』(BL出版、小学館絵画賞、国際アンデルセン賞優良賞)『絵本わらべうた』『そら、にげろ』(ともに偕成社、前者はライプチヒ国際図書デザイン展東独文部大臣賞及び金賞、後者は同金賞)「日本の昔話」全5巻(福音館書店、巌谷小波文芸賞)など多数。1990年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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annzuhime
46
図書館本。おへそはあまくてしょっぱくってこーりこり。へそとりきでみんなのへそを取りに行くよ。くりんくりん、しゅーすっぽーん、どっちん、しょぼしょぼー。へそを取る時の音が面白い。まさかの大仏様や鬼ヶ島の鬼までへそを取られるよ。最後は4歳の三女も笑っていました。2023/02/06
chiaki
46
なんてゆかいな♡まずこのごろべえが操っている雲の乗り物に笑い。片手にへそとりきを持って、見事なハンドルさばき!笑 昔ばなしでお馴染み、あいつのおへそまで取っちゃいます!あ、でも、あの御方のおへそを取っちゃ罰当たりだよ〰。もぉほら言わんこっちゃない〰。笑 数々のへそとり擬音が楽しい。キューぽんぽん。2021/07/03
よんよん
35
ことばのリズムが楽しい一冊。読み聞かせの子供達には喜んでもらえそう。いろんな動物からへそを取る。桃太郎からも、鬼からも。大仏様からも硬いへそを取っちゃった。たくさん集めたへそを食べたごろべえ。ついに自分のへそまで取って…最後が、なんじゃそれって思うけど、子供は大爆笑。2018/12/12
クラムボン
21
赤羽末吉の『私の絵本ろん』に紹介されていました。ごく幼い子ども向けの絵本です…が、このような楽しい絵本は好きです。先ずは絵が、ひょうきんで、とぼけた味があります。そして詩も赤羽さんなのでした。お話の語りがリズミカルなので、心地よい気分になります。「おれは かみなり へそとりごろべえ /ごーろごろーの ぴーかぴか」七五調かな。赤羽さんは詩人でもあった。発見でした。2021/05/29
ふじ
17
絵も文も赤羽末吉。へそをとる雷さんの絵本。取る方も取られる方もどこかとぼけていて可愛らしい。オチはそれでいいのか!笑。幼児から十分楽しめそう。けっこう好き。2020/09/23