コ・イノベーション経営 - 価値共創の未来に向けて

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コ・イノベーション経営 - 価値共創の未来に向けて

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  • サイズ B6判/ページ数 393,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492522080
  • NDC分類 336
  • Cコード C3034

出版社内容情報

顧客が新しい価値を作り出す。「世界で最も影響力のあるな経営学者」であった故・プラハラード博士の名著を、解説を施して復刻。

「世界でもっとも影響力のあるビジネス思想家」の名著復刊

企業による価値創造から個人とともにイノベーションを起こす「コ・イノベーション」の時代へ。
今までも企業は顧客の声を聞かなければならない、と言われていたが、それは企業主体の考え方であった。これからの時代は、顧客と一緒になって新しい価値を生み出す「価値共創」の時代が待っている。本書では、多くの企業事例をもとに未来の企業間競争の多彩な選択肢を提示されている。本書は、 新しい経営コンセプトを世界に発信し続けた、故・プラハラード博士の名著『価値共創の未来へ』を改題し、復刻したものである。一橋大学教授の一條和生氏による「解説」を新たに収録する。ソーシャルメディア、オー^プンイノベーション、BOP市場など、今日の世界を予言した古典的名著。

解説 経営の世界を動かした偉大なる思索家、C・K・プラハラード(一條和生)
第1章 価値の共創とは何か
第2章 価値共創を支える諸要素(DART)
第3章 共創経験
第4章 経験のイノベーション
第5章 経験のパーソナル化
第6章 経験ネットワーク
第7章 フォーラムとしての市場
第8章 新しい戦略的資産を築く
第9章 マネジャーは消費者である
第10章 知識創造のスピードを高める
第11章 戦略とは発見への旅である
第12章 価値共創の未来へ向けて

【著者紹介】
C・K・プラハラード
元・ミシガン大学ビジネススクール教授
元ミシガン大学ビジネススクール教授。1941年インドのタミル・ナードゥ州に生まれる。66年インド経営大学院(IIM)アーメダバード校で経営学修士、75年ハーバード・ビジネススクールで経営学博士号を取得。企業戦略論の第一人者として研究を重ねるとともに、数々の国際企業でコンサルタントを務める。著書はいずれも世界的なベストセラーとなり、2007~09年の「世界で最も影響力のあるビジネス思想家」第1位に選ばれる。2010年4月に逝去。主な著書にCompeting for the Future(邦訳『コア・コンピタンス経営』)、The New Age of Innovation(邦訳『イノベーションの新時代』)(ともに日本経済新聞出版社)、The Fortune at the Bottom of the Pyramid(邦訳『ネクスト・マーケット』英治出版)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

25
著者の一人であるC・K・プラハラードは、ゲイリー・ハメルとの共著となる「Competing for the Future(邦題は『コア・コンピタンス経営』)」を1994年に出版し、一世を風靡した経営学者。 この本を読んでC・K・プラハラードが2010年に亡くなっていたことを知りました。 これまでイノベーションと言えば、企業に閉じて考えられていたのを、顧客もイノベーションの主体的なプレイヤーに位置づけ、顧客との価値共創こそが企業競争優位の源泉であるとする考え方を特徴としています。2020/08/17

red herring

4
V.Schoolで紹介されて。プラハラード先生の考えはおそらく今だんだんと浸透してきている。言われてみたら、たしかになぁと思う。経験環境の共有。めっちゃ理解できる。2020/08/24

Kentaro

3
ダイジェスト版からの要約 今日のトレンドは、標準化ではなくマス・カスタマイゼーションである。より最近では、ITの恩恵によって、メーカーはインターネットを基盤とした注文生産方式を用いて、カスタマイズ製品を速く、安く、しかも効果的に提供できるようになった。新しい価値創造の現実は、私達に発想の転換を促している。おそらく、企業と経営者、マネジャーにとって最も重要なのは、すべての中心には個人がいる、という事実を認識することだろう。組織の視点で個人を見るのをやめて、個人の視点で組織を眺める方向へと、時代は進んでいる。2018/05/13

ちくわ

2
経営における価値の提供方法について考察を加えていく。どうしても技術や専門知識を持つ者は、自身の能力さえ磨き、発揮すれば、相手のためにもなると妄信しがちである。それを超えて、相手方の望むものは何か、ということを考えるところに行き着いたとしても、それだけでは他の人々と差別化できない。そのような中で、本書は、自分と相手との間で価値を「共創」することの意義を説明していく。自分勝手でもなく、相手方に依存するでもない、「共創」という価値は、ITの発達及び価値観の多様化に伴い、より大事になっていくのであろう。2018/04/15

kj

1
英語版は2014年と15年以上前に出版されたにもかかわらず、未だに色あせない ーーー 顧客とのかかわり方をパーソナル化するためには、その土台として、いずれかの企業を中心、すなわちノード型企業になり、多数の仕入れ先、パートナー企業、商品者コミュニティを経験ネットワークとして統合していく必要がある CoCreationにおける価値は経験と結びついており、製品やサービスの役割は個人やコミュニティの経験を後押しすることにある。消費者経験を軸に競争が展開する。企業の役割は個々の顧客を巻き込んで独自の価値を共創する2020/01/14

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