トップの暴走はなぜ止められないのか

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トップの暴走はなぜ止められないのか

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492502327
  • NDC分類 335.15
  • Cコード C3034

内容説明

倫理や徳では防げない。社外取締役も解決策ではない。オリンパスや大王製紙だけの問題でもない、株式会社制度そのものの限界なのである。

目次

第1章 トップの暴走を止められない会社―オリンパス
第2章 同族会社の悲劇―大王製紙
第3章 トップの正体―日本の社長
第4章 問われる経営者の責任
第5章 監査法人は何を監査していたのか
第6章 大株主はなぜ黙っているのか
第7章 崩れる従業員の「会社本位主義」
第8章 マスコミはなぜ報道しないのか
第9章 もはや株式会社ではない
第10章 「危機の二〇年」から脱却する道

著者等紹介

奥村宏[オクムラヒロシ]
1930年生まれ。新聞記者、研究所員、大学教授を経て、現在は会社学研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gokuri

3
オリンパス、王子製紙の例を中心に、株式会社がいかに経営者の暴走をとめることができない組織であるかを述べる。アメリカの例をみても明らかなように、どんな組織を整備して、悪意の経営者の行為をチェックしたり、糾弾できるのは、もはや内部の善意の者しかいないと思う。その意味で内部通報制度は本当に重要だと感じた。2013/08/13

三上 直樹

2
当時のオリンパス・大王製紙の経営者責任を問いながら、なぜ株式会社ではこのような問題が引き起こされるのかを明らかにした内容。 それから数年、問題は何も解決されず東芝の不正経理が明るみに出るほど、日本の資本主義には深い闇があるのは変わっていません。 これを何とか変えていかなくてはなりません。2016/01/04

shu_reading

0
同族企業であれ、そうでないにしろ、トップの考え、行動次第かなと思う。目標を持ち続け、絶えず謙虚に、権力に固執せず、自分の利益や保身に走らない。組織が大きくなり、権力にはまってしまうと、他の取締役、監査役、社外取締役・監査法人であってもなかなか言いにくい状況が出来てしまうと傾いていくのだと思う。絶えず誠実に進む、お客様・従業員の為に考え続ける、当たり前の事だがそれをやり続ける難しさが生じるのかもしれないと思う。2016/06/11

tomy

0
★★★2013/01/21

Ryuji

0
★★★

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