日本でいちばんいい県 都道府県別幸福度ランキング

寺島 実郎【監修】/日本総合研究所【編】/日本ユニシス株式会社総合技術研究所【システム分析協力】

東洋経済新報社（2012/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 148p／高さ 21cm
• 商品コード 9784492212042
• NDC分類 361.91
• Cコード C3033

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内容説明

５５の指標に基づくランキングで、各県の状況を的確に把握。世界の幸福度ランキングも参照しつつ、これからの地域づくりに欠かせない基本的な視座を提供する。

目次

第１章　人間にとって地域に生きる幸福とは何か（ふるさとへの思い；解析研究のきっかけ；何をもって地域の幸福とするのか）
第２章　都道府県別幸福度ランキング―これからの地域、個人のあり方を考える（幸福度ランキング―指標設定の考え方、ランキングの解析方法；総合ランキング；基本指標の状況と特徴；５分野（１０領域）別ランキング
各指標の状況と特徴―代表的政策課題とその展望
基本指標と先行指標の経年変化
結び―ランキングから見えるもの）
第３章　世界の幸福度ランキングの状況（国際機関・各国における幸福度ランキングの状況と特徴；大学・研究者による幸福度ランキングの状況と特徴；世界の幸福度指標、測定方法の特徴と我が国への示唆）
参考資料　５０指標の全ランキングと出典一覧

著者等紹介

寺島実郎［テラジマジツロウ］
１９４７年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所長、三井物産戦略研究所所長、三井物産常務執行役員、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授等を経て、現在は日本総合研究所理事長、多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長。国交省・高速道路のあり方検討有識者委員会座長、宮城県・震災復興会議副議長、経産省・資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本問題委員会委員等歴任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[壱萬弐仟縁]

長野県は総合１位（表紙見返し）。ありがとう。２位東京都。随分環境が違うとしても、なぜ？　裏表紙見返しでは最下位４７位？　沖縄は行ったことがないので不思議。島の暮らしに豊かさがあると思うので意外。健康信州という位置づけが１位のようだ（２６頁表２－７）。若者の投票率も低いが、教育に問題がありそうだ。そして、長野県は教育県とされていたが、今はもう昔で、既に２３位とふつうのランキング（５４頁）。教員の不祥事を絶てないのがモドカシイところ。OECDのBetter Life Boxという指標は興味深い（８９頁）。

2014/02/25

[スターライト]

今日読んだＰＨＰ研究所版の「都道府県ランキング」本と同趣旨の書だが、世界の幸福度指標に関する策定状況とその特徴も解説している点が違う。それを見ると、各機関・国により随分相違があり、一口に「幸福度を測る」といっても多様であることがわかる。ブータンの国民総幸福量などは、祈り・瞑想の回数を測ったり、地域の祭りへの貢献度（！）なども指標としているという。都道府県別ランキングの部分は、ＰＨＰ版同様、政府機関等が調査した統計データともとにしているので同工異曲。末尾にもかかれているが、主観的データも加味する必要がある。

2014/12/10

[みっきー]

幸福度を数値でランキング？自分の住む県がどんな県なのか、数値で見直すおもしろさがあった。著者が共鳴したラッセルの言葉。「幸福な人は客観的な生き方をし、自由な愛情と広い興味を持っている人である」心に残った。地域における幸福を客観的に考えるたならば、少しでも地域がよくなるように…と願う。

2013/05/02

[Schuhschnabel]

真面目に都道府県ごとの幸福のあり方を考えようとしている本。各指標を比較するすることは意味があると思うが、それを統合した幸福度を論じる意味は正直よくわからない。

2019/07/22

[まゆまゆ]

調査する意義はともかく、自分の住んでるところが全国的に見てどの程度なのか、を見て楽しむ程度かな。

2013/03/27