内容説明
不思議できれい。まるでアート!拡大・瞬間・光のマジック…身近なものも科学のレンズでのぞいてみると、こんなにも美しい。
目次
1 かたち(毛管現象;赤インクの結晶 ほか)
2 瞬間(煙;ミルクの形 ほか)
3 生命(鱗粉模様;おしべと花粉 ほか)
4 光(発光バクテリア;薄氷の色 ほか)
5 身近なもの(紙やすりの宝石;プラスチックの虹色 ほか)
著者等紹介
伊知地国夫[イチジクニオ]
1950年東京生まれ。科学写真家。学習院大学大学院自然科学研究科修士課程修了、物理学専攻。中・高教諭などを経て、伊知地国夫科学写真工房を開設。さまざまな自然科学現象の撮影を行っている。日本自然科学写真協会(SSP)副会長。学習院大学・順天堂大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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きみたけ
49
これまた息抜き、きっと疲れてるんだろうな😅 ビジュアル科学図鑑とのことで、いつも見慣れている身の回りの日用品や生き物など、顕微鏡でのぞいて拡大してみたり現象を瞬間で切り取ったりすると不思議で美しい世界が広がっています。ちなみに表紙はビタミンCの結晶だそうです。セッケン膜の顕微鏡写真が宇宙っぽくて良かったです。中学の理科の実験を思い出しました。2021/10/23
けんとまん1007
44
なかなか肉眼では見えない(気づかない)ものには、こんな世界があるんだと興味深く見た。一つの美しさが、きっちりとあるという感じがする。ものの見方が変わる。2019/09/30
更紗蝦
30
身近な物を拡大したり、日常の現象の一瞬を切り取ったりした写真を集めたビジュアル本です。「科学」と「美しいもの」と「カメラ」への愛が溢れていて、著者がいかに科学を楽しみ、美しいものを愛で、撮影に工夫を凝らすことに喜びを感じているかが伝わってきます。2023/02/18
たまきら
29
たくさんの美しく撮影された結晶の写真集がありますが、いつも不満だったのは種明かしがないこと。どのように撮影したらこういうものが自分でも見られるのか。ここ、結構大切だと思うんですよ、特に子供たちにもっと興味を持ってもらいたければ。だからこの本は大満足でした。何をどのような状況で撮影したのか。そしてなぜこのような現象が起こるのか。たくさんの情報が写真とともに丁寧にわかりやすく書かれていて、小学生でも自分の目では見えにくい世界に興奮することができます。面白かった!2018/05/29
鯖
20
ミルクの王冠とか、冷凍庫の霜とか接写拡大写真で科学というよりは身近なものの美しさにせまる。世界すべてが科学だってことなのかもしんない。一番すごいなあと思ったのは、宝石の結晶が集まったかのような、紙やすりの拡大写真。美しかった。2018/03/11