出版社内容情報
日本の伝統的な奇術の歴史、およびその演目を図説とともに解説した貴重な一冊日本の伝統的な奇術の歴史、およびその演目を図説とともに解説し、資料編では奇術書目録、奇術用語解説、略歴を含む人名録としてまとめた、日本奇術を知るための歴史的史料価値のある貴重な一冊。
※本書は平成23?27年度文化庁補助事業により刊行された『日本奇術文化史』(2016年3月、公益社団法人 日本奇術協会)に、若干の加筆修正をして刊行したものです。
第一部 日本奇術の歴史
古代・中世・近世までの日本奇術の歴史
第二部 日本奇術演目図説
日本奇術の演目について
日本奇術演目一覧
日本奇術演目図説
第三部 資料編
日本奇術書解題(江戸時代)
日本奇術書目録(江戸時代)
日本奇術用語集
日本奇術人名事典(江戸時代?昭和期まで約650人の奇術師の略歴等)
河合 勝[カワイ マサル]
1945年、愛知県蒲郡市生まれ。三重大学教育学部卒業。元愛知江南短期大学教授。奇術史研究家。奇術史文献収集家。日本奇術協会名誉会員。1982年、第15回FISMローザンヌ(スイス)大会出演。著書に『保育に生かすマジック』(明治図書出版、1995年)、『日本奇術演目事典』(日本奇術博物館)。論考に「日本古典奇術『胡蝶の舞』について」、「日本古典奇術『水芸』について」などがある。
長野 栄俊[ナガノ エイシュン]
1971年、石川県小松市生まれ。金沢大学大学院文学研究科修士課程修了。福井県立図書館司書。歴史研究者。幕末の福井藩に関する論考のほか、共著に『妖怪文化研究の最前線』(せりか書房、2009年)、奇術史の論考に「松旭斎天一と福井藩陪臣牧野家」、「松旭斎天一の新出写真資料について」、「松旭斎天一興業年表」などがある。
公益社団法人 日本奇術協会[ニホンキジュツキョウカイ]