内容説明
さまざまな音声・音響をどう語り、微妙なニュアンスの差をどう表現してきたのか?その発想やオノマトペ、比喩表現を中心とする数々の工夫の跡をたどる。音声(声の大・小・囁、太・細、明・暗、乾・湿、冷・温…)、口調(鋭、荒、強、怒、哀、甘…)、音響(人間の涙、息、歯、胃、鼓動、足音…。動物の声、鳥の羽音…。生活音、風・雨・海・雷などの自然音、楽器の音、落下音…)など、音源やトピックなどに分類配列。
目次
音声(大;響;小 ほか)
口調(鋭;烈;荒 ほか)
音響(人間;動物;物体・現象)
著者等紹介
中村明[ナカムラアキラ]
1935年9月9日、山形県鶴岡市の生まれ。国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て、母校早稲田大学の教授となり、現在は名誉教授。専攻は文体論・表現論。早稲田大学大学院の専攻主任、日本語研究教育センターの所長、日本文体論学会の代表理事等を歴任。高等学校国語教科書(明治書院)の統括委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KURENAI-XJAPAN
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気になったので手に取りました。 知識を蓄えたく、オノマトペ?と言えばいいのでしょうか、様々な状況の音表現を学びました。この本の面白いところはいろんな小説の中から音になるような表現が抜粋されているので、色々なイメージが湧きます。人、物、動物、その時の心境などがどんどん入ってくるので読んでいて楽しかったです。また、たくさんの小説がピックアップされているので、気になって読みたくなるという本が出てくるのでまさに一石二鳥といった本だと思います。2017/07/31
ロム
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記録用2023/12/30