内容説明
江戸時代に詠まれた３０万句の川柳に登場する食品を解説した事典。食品を「飯類」「魚介類」等に大別し、さらに飯の部・餅の部・海魚の部・川魚の部等に分類して炊飯・麦飯・秋刀魚などの見出しを付す。それぞれの食品ごとに歌を挙げ、意味内容や上方と江戸との食生活の違い、現代までの変遷等を解説。引用川柳には出典名を明記する。巻末に食品名の五十音順索引がある。
目次
１ 飯類
２ 魚貝類
３ 鳥・獣肉類
４ 蔬菜類
５ 菓子類
６ 嗜好品の類
７ 調味料・香辛料の類
８ 調理の類
９ 漬物の類
１０ 豆腐・納豆の類
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MSTR
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江戸の文化や生活の参考になる川柳（柳多留など）の内、食品に限って約400項目、それぞれに多数の川柳が紹介してあり、しかも、トピックも加えられており、まさに事典の価値あり。2022/07/14
偽教授
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あまり期待せずに図書館で借りたのだが、良書。川柳は食材別に分けて掲載されており、川柳それ自体よりも詳細な解説に価値が高い。2021/11/23
