内容説明
霊能力者タイタス・クロウとともにクトゥルー眷属邪神群の襲撃に遭い、以後十年に亙り行方不明となっていたアンリ・ド・マリニーが半死半生の姿で発見された。二人は四元に逃れたが、混乱のさなかに生き別れたのだ。だがついにクロウも、親友アンリの呼び声に導かれて帰還を果たす。時空の狭間を旅し、人智を超えた力を身につけた彼が、アンリに伝えた旧支配者誕生の真相とは。
著者等紹介
夏来健次[ナツキケンジ]
1954年新潟県生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とりっぴー
8
クトゥルフを期待すると微妙かな?でも自分は割りと楽しめました。
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
5
**ネタバレ・クトゥルー**アンリ・ド・マリニーが半死半生の姿で発見された。彼はタイタス・クロウと共にクトゥルー眷属邪神群の襲撃を受け、混乱のさなかに生き別れたのだ!双方に迫る死の危機!四次元の狭間に迷い込んだクロウは無事生還できるのか!――「地を穿つ魔」の続編登場!本書はアンリの手記とクロウの残した録音テープで構成。そのため、所々編者の注釈が挟まれるわけですがこのドキュメンタリー番組風の構成が個人的にはツボでした(笑)しかも明かされる真実は驚きの設定ばかり!、これが今後どう関わって来るのか期待大です!2012/05/15
hroko
5
前作の続編です…前作を読んでいることが前提のお話です。しかしながら、前作から大きく方向転換していて、光線銃こそ出てきませんが、古き良きスペースオペラな冒険譚になっています。クトゥルーもの書籍などは散りばめられいますが、これはもうクトゥルー神話とは別物、または新解釈として楽しむべきものです。この視点でみると、ヒロイックサーガとしては佳作です。クトゥルー神話の新解釈としては、ちょっと無理っぽいです。スペースオペラを楽しめる人なら楽しめるかも。クトゥルー神話を期待しているとガッカリです…2011/11/05
伊佐奈
4
ごめん、「タイタスのドキドキ時空大冒険」はあんまり面白くなかったよ……。2014/06/19
mizune
4
ラムレイの暴走が始まった。いや面白いんだけど、もはやクトゥルフ関係ねぇw ちなみに今巻を要約すると「タイタス・クロウは超人になった!」2009/11/14