創元推理文庫<br> ペインスケール - ロングビーチ市警殺人課

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創元推理文庫
ペインスケール - ロングビーチ市警殺人課

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488150112
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ロングビーチ市の高級住宅街で、下院議員の息子ベントン三世の妻と子どもたちが殺害された。強盗から政治がらみの怨恨までさまざまな動機が考えられたが、刑事のダニーは壁に飾られた一家の写真コーナーを見て不自然さを感じる。子どもを中心にした写真ではなく、主であるベントン三世の写真ばかりだったのだ。調べれば調べるほど謎に包まれる被害者一家の秘密とは。刑事ダニーと相棒の女性刑事ジェンを予測不可能な事件が襲う!

タイラー・ディルツ[タイラー・ディルツ]
著・文・その他

安達眞弓[アダチマユミ]
翻訳

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

67
シリーズ2冊目。あっさりしてた一冊目に比べて断然充実していました。主人公ダニー刑事、年齢や容姿が浮かばなくて掴みづらい。心の傷に大怪我の後遺症を抱えて、大変そうだけど、なんか楽しく仕事してる。仲間たちや上司もやはりいい人達。特にコンピュータ犯罪から殺人課にきたパット、さらに存在感がでてきたね。怪しいと思われた被害者の夫の存在が独特だったな。しかし、犯人、ここまでするのか?政治家怖いですね。ラストはリアルな決着でした。ダニーのとぼけた脳内がいい味出していて、リズムよく読めました。次も期待してます!2018/04/18

しゃお

40
〈ロングビーチ市警殺人課〉シリーズ2作目。前作は魅力的な欠片は見えるものの、こなれてない感じがあって若干読みにくかったものの、本作ではその点が見事に払拭されてます。心だけでなく文字通り傷ついたダニーは職場に復帰するもの、痛みを抱えながらの捜査する事になる事件はなんとも痛ましいもの。地道に手掛かりを追い求めるうちにダニーはどう痛みと向き合っていくのか。前作に続いて再生のお話しでもあるものの、ラストは更なる痛み、ペインスケール10を抱える事に。果たしてダニーはジェンとどう向き合うのでしょうか。2018/04/26

あさうみ

34
<第2弾>下院議員の息子の妻と子供二人が惨殺された事件をロングビーチ市警殺人課の男女刑事コンビが追う。重要参考人を見つけるがそれが後手に回り事件の真相がどうなのか、最後まで惹きつけられた。各所にある痛みの指標を示すペインスケールがダニーの背負っている心と身体の苦悩を良く現している。面白い趣向です。一作目よりも好き。そして一作目を読んでなくとも十分に入り込めると思われます。2018/03/03

あっちゃん

27
何故か皆様のレビューとは逆で私的には前作の方が面白く感じたんだけどなぁ(笑)しかし、ダニーとジェンのやりとりは信頼し合ってる感じで楽しく読める!それにしても、ミステリーのわりには肝心の事件の部分がイマイチかなぁ( ̄▽ ̄)2020/07/22

27
さくさくと♪1作目よか楽しみました。職場の皆さまの良い関係は読んでて心地よいものの、お話しはムナクソ悪い。政治家って何なんでしょうね(>_<)2018/07/13

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