出版社内容情報
昭和35年から昭和39年まで。
皇孫誕生、東京オリンピック
内容説明
戦後の混乱は過去となり、日本は高度経済成長時代を迎える。皇孫浩宮徳仁親王が誕生、国内は皇室に対する祝賀ムードに包まれる。池田勇人内閣により国民所得倍増計画が打ち出され、国内では急速な工業発展が進む。天皇により開会が宣言された東京オリンピックの成功は、国際社会における日本の地位を飛躍的に高めた。
目次
巻四十四(承前)昭和三十五年
巻四十五(昭和三十六年;昭和三十七年)
巻四十六(昭和三十八年;昭和三十九年)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
31
昭和38年から全国戦没者追悼式が挙行されるようになるまで、8月15日は終戦の日であるからという理由で、外出を控えるという記述がずっと続いていた。戦後20年近く経ってもだ。それを言うなら、9月1日は関東大震災の日にあたるからと、同じく外出を控えている。なんだか、すごいなぁ。毎年1月8日は講書始の儀が行われ、各界の識者が天皇皇后に進講していて、例えば35年は「藤原俊成と中世の歌論」「近代的刑法学の開祖フォイエルバッハ」「磁気研究の最近の進歩」というラインナップ。おもしろいね。(つづく)2018/02/19
もくもく
2
昭和35年~39年 皇孫(現皇太子浩宮様)の誕生(35年2月23日)から、東京オリンピック開催(39年10月10日)まで、日本は戦後復興から高度経済成長に向かっていて、天皇陛下の地方巡幸からでも、新工場の視察など、大いに活気ある時代の様子が垣間見られました。 まあ、それはさておいて、本書で一番に確認した日付は自分の誕生日(^o^)…昭和37年4月12日に、昭和天皇は新任のボリビア国全権大使の信任状捧呈式を行われていました。いや、それだけだけれど、なんかウレシイ…。2017/10/30