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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480804501
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で第104回芥川賞を受賞。著書に『博士の愛した数式』(読売文学賞・本屋大賞)、『ミーナの行進』(谷崎潤一郎賞)、『ことり』(芸術選奨文科大臣賞)など。また聞き手の名手でもあり、その共著もある

クラフト・エヴィング商會[クラフトエヴィングショウカイ]
吉田篤弘と吉田浩美による制作ユニット。テキストとイメージを組み合わせた、独創的な作品を多数発表している。『稲垣足穂全集』『らくだこぶ書房21世紀古書目録』で講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞。『どこかにいってしまったものたち』、『クラウド・コレクター』、『じつは、わたくしこういうものです』など。また吉田篤弘の著作として『つむじ風食堂の夜』など、吉田浩美の著作として『a piece of cake』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

689
小川洋子さんと、クラフトエヴイング商会のコラボレーション。クラフトエヴイング商会の『ないもの あります』と似たようなコンセプトかと思われる。小川洋子さんの注文書にクラフトエヴイング商会が応えるという形式をとるが、そうした応答形式のやりとりの妙味を楽しむべきもの。全部で5つあるが、納品では最初の「人体欠視症治療薬」の出来が群を抜いているだろう。クラフトエヴイングの「クラフト」は、ここではまさにクラフト(工芸)の粋を示している。全体を通しては、虚と実の鬩ぎ合いがなんとも楽しく、得難い一書となった。2014/10/23

風眠

360
まずはこの本を企画してくれた人に感謝したい。小川洋子が注文した品々を、クラフト・エヴィング商會が納品し、小川さんが納品書を書くという形式。創作と創作、それを交換しあって想像を具現化した、すみずみまで美しい本。古い図鑑のような写真、少しセンチメンタルで郷愁漂う文章。この本に出てきた商品が本当にあるような気がして、創作物と分かっていても信じたくなる、そんなロマンが溢れてる。人体欠視症治療薬の蚊眼丸、バナナフィッシュの耳石、時間差郵便、人体に寄生する植物、内田百閒『冥土』の落丁本。全部が魅力的で愛おしい一冊。2014/03/12

あすなろ

298
標本・耳石・境界に足をとられる・未完。これらの言葉がある作品なのだが、それらは、小川氏の作品世界を現す言葉だと思う。昨年よりマトモに読み出した小川氏作品なのだが、とある時間を標本にして見せてくれるような作品を、折に触れ愉しみにしている。本作も、過去の本を題材に、単純にそこから展開される想像の世界を我々に見せてくれるのではなく、現在にもそしてその現在を生きる我々の心の闇にも通用する想像の世界として、埃を丁寧に拭ってコラボしたクラフト・エヴィング商會と共に相乗効果で我々に呈示してくれる。2016/01/10

れみ

267
「ないもの、あります」が謳い文句の不思議なお店に舞い込む、昔読んだ本に出てきた品物を手に入れて欲しいという依頼の数々。ついつい引き込まれる依頼主たちの語りと、その依頼に応えるべく品物を探す過程にワクワクさせられる感じが面白い。とくに良いなと思ったのは目次の前の数ページと「肺に咲く睡蓮」。それぞれのお話の元になったお話も読んでみたくなる。そして、装丁がすごく素敵でときめく♪2015/06/30

あんこ

260
美しい装丁。最初手にしたときは、ジョセフ·コーネルの箱を眺めている時のような高揚感がありました。小川洋子さんと商會ファンには待望の一冊。素敵な化学反応を見させて頂きました。小川さんの寂しげな物語に、商會が温かく応える。文体は異なるものなのに、いつものことながらやはり雰囲気が似ているなあと感じます。何も『ない』ところから『ある』を生み出す商會の想像力たるや。物語としては、『貧乏叔母さん』がお気に入り。自分の思い出と重ねて思わず目頭が熱くなりました。2014/02/02

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