ちくま文庫<br> ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ

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ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 243p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480429957
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0111

出版社内容情報

「ひきこもり」研究の第一人者の著者が、ラカン、コフート等の精神分析理論でひきこもる人の精神病理を読み解き、家族の対応法を解説する。

内容説明

「ひきこもり」の治療や支援は、どのような考えに基づいて行われているのだろうか。その研究の第一人者である著者が、ラカン、コフート、クライン、ビオンの精神分析家の理論を用いて、「ひきこもり」の若者かたちの精神病理をわかりやすく解説する。なぜ、彼らはひきこもるのか?家族はどのように対応すればよいのか?「ひきこもり」に対する新たな視点が得られる。

目次

第1章 「ひきこもり」の考え方―対人関係があればニート、なければひきこもり
第2章 ラカンとひきこもり―なぜ他者とのかかわりが必要なのか
第3章 コフート理論とひきこもり―人間は一生をかけて成熟する
第4章 クライン、ビオンとひきこもり―攻撃すると攻撃が、良い対応をすると良い反応が返ってくる
第5章 家族の対応方針―安心してひきこもれる環境を作ることから
第6章 ひきこもりの個人精神療法―「治る」ということは、「自由」になるということ

著者等紹介

斎藤環[サイトウタマキ]
1961年生まれ。医学博士。爽風会佐々木病院診療部長。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、ラカンの精神分析、「ひきこもり」問題の治療、支援ならびに啓蒙活動。漫画・映画等のサブカルチャー愛好家としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

62
校正一校完了。改めて読みたいと思った。ひきこもる子供や兄弟に対する接し方とか考え方は、ひきこもりに限らず、子育ての中でも応用できる内容で、相手が心を開けるような環境作りが大事な気がした。相手に媚びるのではなく、相手の思いに耳をちゃんと傾け、一度関わったら、簡単に手を離すことなく心を通わせること。自分に自信が持てれば少しずつ心は太くなっていく。自信を持つ手助けを心がけながら、また、周りも巻き込みながら支えていくことで、ゆっくりでも歩む気になるかな?2016/06/17

パフちゃん@かのん変更

59
奇妙なタイトルは「必ずしも病気とは言えないひきこもりを治療するとはどういうことか」という問いかけでもあり、またひきこもりは治療によって「治る」こともある。ならばその過程は精神分析的にどう理解することが出来るのか。ということ。不登校は「子どもが元気になるか」が問題。休み続けるのがいい場合もあるし、転校やフリースクールに通うのがいい場合もある。そして再登校で元気になる場合もある。マニュアルではなくその子によって違う。ひきこもりとは家族以外の対人関係が無いものをいう。2,3,4章の理論は私には?2014/05/12

さおり

44
途中、あーこれ大学の時に勉強した外国人、、、って感じの難しい理論が出てきたりして、そこにやたら時間かかったりしつつ、なんだかんだと考えながら読了。最近は、園への行き渋りの相談を受けることも多くて、どうやってサポートしていくか迷うことも多いので、とても参考になりました。特に「治療における心構え」をはじめとする第6章はなるほどと思うことが多かった。よく考えて自分のものにしていきたい考え方もあったし、明日から早速役に立ちそうな考え方もあって、なんだかお得な一冊でした。2019/06/20

KAKAPO

43
>人は誰しも、生きていくうえで「自己愛」を必要とします…「自分は自分である」という当たり前の感覚、これが自己愛です。行動や考えの出発点に「自分」があること、これも自己愛です…他者への愛情も、思いやりも、犠牲的精神も、その出発点はすべて自己愛です……。最近わかったことですが、私は結構ひとみしりです。好きな人と嫌いな人とのギャップが激しいのです。好きな人は、自分の自己愛を満たしてくれる人です。自信を与え、プライドを支えてくれる人です。嫌いな人は、根拠を感じない自信を持ち、プライドのために人を利用する人です。2019/01/19

魚京童!

34
欲望は他人の欲望である。2014/07/17

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