内容説明
加藤周一の半生記『羊の歌』は『日本文学史序説』と並ぶ代表作である。それは、祖父の話から始まり、1960年、加藤が40歳のときで終わっている。本書は『羊の歌』に連なる著作や対談を収める。ここには『羊の歌』に書かれたことが補われ、あるいは書かれなかったことも加えられている。90年近い生涯のなかで、加藤が何を考え、何を次代に伝えようとしたかが、本書のなかに響きわたる。
目次
1 (『羊の歌』その後);2 (「ネギ先生」の想い出;日本の抒情詩―古典についての私事にわたる覚書;読書の想い出;フランスから遠く、しかし… ほか);3 (戦時下のある風景―対談者・江藤文夫;世界の大学で―対談者・江藤文夫;私と戦後五五年;教養に何ができるか―対談者・徐京植);4 (私の立場さしあたり)
出版社内容情報
独特な思考のスタイルと印象的な文体はどのように作られたのだろうか。その視点から多くのエッセイを渉猟して整理し、創造の過程を辿る。



