内容説明
悪いことはしたくない、できれば善いことをしたい―。本当に皆がそう思っているのか?そもそも、人はなぜ道徳的に善く生きねばならないのか?この地平から本書は、道徳的な善悪それ自体を哲学していく。二人の大学生と猫のアインジヒト、M先生が登場し、「人はみな自分の幸福を求めているか?」「社会契約は可能か?」「なぜ道徳的であるべきか?」等について対話を繰り広げる。プラトン、アリストテレス、ホッブズ、ルソー、カント、ロールズらの考えがくっきりわかる、これまでにない不道徳な倫理学の教科書。
目次
アインジヒトとの遭遇 何が問題か?;M先生の講義1 プラトンとアリストテレス(真の幸福について);アインジヒトとの議論1 人はみな自分の幸福を求めているか?;M先生の講義2 ホッブズとヒューム(社会契約について);アインジヒトとの議論2 社会契約は可能か?;M先生の講義3 ルソーとカント(「自由」について);アインジヒトとの議論3 利己主義の普遍化は不可能か?;M先生の講義4 ベンサムとミル(功利主義について);アインジヒトとの議論4 利己主義と“魂”に対する態度;アインジヒトのはじめての講義 ニーチェとキリスト教道徳〔ほか〕



