出版社内容情報
「1192つくろう鎌倉幕府」は使えない! 新たな解釈により昔習った日本史は変化を遂げているのだ。ヤマト政権の時代から大正・昭和まで一気に学びなおす。
内容説明
高校の日本史は暗記科目だと思っていたら、大間違い!教科書に書かれていることだけでも、そこには、登場人物の苦悩・葛藤があり、地位をめぐった手練手管など、様々な物語が存在している。しかも、歴史の解釈は日々変化しており、自分たちが習ったことが今では違っていたりするから、学びなおしには新たな発見もある。ヤマト政権の時代から大正・昭和前半までを十二の時代にわけて、エピソードを交えながら、忘れられがちなトピックを拾い上げ、解説していく。
目次
一学期 古代の日本(律令国家「日本」誕生までの道 ヤマト政権の時代―それはまったく道理にあっていない。改めよ;藤原氏の台頭と天平の外交 奈良時代―さあ、諸君!莫迦なことをするなよ;貴族社会を変えた大帝嵯峨天皇の改革 平安時代初期―唐風かぶれにはわけがある! ほか)
二学期 中世から近世の幕開けへ(日本最初の劇場型政治家?後白河上皇 平安時代末期―今様狂いには意味がある;執権北条氏の政治的立場 鎌倉時代―将軍になれなかったの?ならなかったの?;将軍家の御台様と躍動する民衆 室町時代―人は、愚かで、哀しく愛おしい ほか)
三学期 近世から近代へ(「生類憐みの令」の歴史的意義 江戸時代前半―ドイツ人が賞賛した卓越した君主;三大改革と藩政改革 江戸時代後半―リーダーたちは何を求め、何を残したのか;明治十四年の政変と条約改正 明治時代―議会が不要だなんて、誰も思っていなかった ほか)
著者等紹介
野澤道生[ノザワミチオ]
1963年、愛媛県松山市生まれ。大阪大学文学部日本史学科卒。愛媛県県立学校教員(日本史)。授業用の板書ノートの解説をホームページで公開したところ、他校の生徒や有名予備校の先生も参照する人気サイトとなる。自身が土曜日に主催する市民講座「東大入試で学ぶ日本史」は現在3期目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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