内容説明
全国の都道府県で施行された暴力団排除条例。その特徴は「警察vs.暴力団」から「市民vs.暴力団」へと社会を転換することにあるという。つまり市民の側がヤクザとどう向き合うかを厳しく制限するものである。しかし、何が暴力団への「利益供与」「活動助長」に当たるか基準はあいまいなままだ。さらに暴対法改正によって、憲法の基本理念すら揺るがされようとしている。暴力団排除という反対しようがないスローガンのもとで進行する知られざる事態とは?―。
目次
第1章 暴力団排除条例とは?(「暴力団と社会的に非難されるべき関係」とはなにか;市民、企業に「抗弁権」なし ほか);第2章 暴力団排除体制の成立まで(ヤクザの分類;ヤクザの社会的成り立ち ほか);第3章 自由な社会と暴力団排除(メディアへの影響;ヤクザコミックの販売規制 ほか);第4章 暴力団排除の反作用(ヤクザをやめる条件;ヤクザなき社会の行方 ほか);第5章 改正暴対法と排除社会(ハシズムの病理;マッカーシズムと日本社会 ほか)
出版社内容情報
全都道府県で施行された暴力団排除条例につづく暴対法改正。その本当の狙いはどこにあるのか。暴力追放の美名のもとで進む市民社会への規制強化に警鐘を鳴らす。



