内容説明
「人に親切にしろ」「故郷を愛せよ」「社会のマナーは守ろう」。学校の道徳の時間に教えられてきたのは、このような徳育でしかなく、こういった言葉はもう十分、聞き飽きた。では、いまの時代・社会にフィットした道徳とは何か?また、それをどのようにして、子どもたちに教えたらよいのか?本書では、様々な倫理学の知見を掘り下げながら、哲学的にその本質に迫っていく。ひとりでは生き延びることができない時代に、他者と共に生きるための道徳が求められる。
目次
序章 これまでの「道徳」(和辻の日本人批判;日本の道徳的問題 ほか);第1章 道徳を語る準備―リベラリズムと教育(人権という中核;悪を禁ずる力 ほか);第2章 共に生きるための「道徳」(子どもに学ぶ義務があるか;シチズンシップの必要性 ほか);第3章 他者を知り、共感するために―エコロジカル・ケイパビリティ・アプローチ(功利主義と義務論;コールバーグの道徳発達理論 ほか);第4章 道徳には哲学が効く(哲学がもつ批判的思考;意味をつなぐために ほか)
出版社内容情報
ひとりで生きることが困難なこの時代、他者と共に生きるための倫理が必要となる。「正義」「善悪」「権利」とは何か? いま、求められる「道徳」を提言する。



