内容説明
カラーで楽しむ『グリム童話』一枚絵の世界。いばら姫、蛙の王様、赤ずきん、ブレーメンの音楽隊、白雪姫…美しい図版と読みやすい翻訳で贈る16話。
目次
一枚絵の世界(一枚絵とは;ノイルピーン一枚絵;ミュンヘン一枚絵;ドイツ一枚絵;一枚絵の画家たち)
描かれたグリム童話(蛙の王様;兄と妹;ラブンツェル;ヘンゼルとグレーテル;勇ましいちびの仕立屋 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼんくら
4
カラーで楽しむグリム童話の一枚絵の世界。ちくまライブラリーの文庫化。2012/12/09
藤森かつき(Katsuki Fujimori)
1
キレイなカラーがたっぷり。「一枚絵」という絵入り新聞のようなものの存在が興味深かった。文章の方は、グリム童話が16話、たんたんと書かれていて、やっぱり、何気に残酷な童話だなぁ、と、改めて思ってみたり。2014/06/08
豆ふうせん
0
『グリム童話』を一枚絵でたのしむ本。図版はたいへんうつくしく、童話の筋書きは時々奇想天外…というのも、本文は、グリム兄弟が生きているときに出した最後の版にもとづいて訳されているので、現代日本の子どもたちによく知られている内容と必ずしも同じではないからだ。 一枚絵は、十五世紀ごろからヨーロッパに広まった絵入りの刷り物。絵で読めるので、読み書きが自由にできない人々にも親しまれ、キリスト教の教えや世界のふしぎなどを庶民に伝えた。2017/08/26
竹元かつみ
0
ホントは数年前に読んだ本だけど。中世~近世に描かれたマンガが好きな人にはぜひ読んで欲しい1冊です。2008/08/04