だいわ文庫 書き下ろしミステリー
だがしょ屋ペーパーバック物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479306627
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

平台には駄菓子、壁の棚にはずらりと古い文庫本。「駄菓子屋と古書店で『だがしょ屋』?」僕がだがしょ屋店主のヤマトさんを初めて見かけたのは、ホストクラブをクビになり、無職になってしまったその日のことだった―。ダンプカーに立ち向かうほど喧嘩っ早いのに、近隣の誰からも慕われている老婦人と出会った脚本家志望の祥介と女優の卵の鈴は、小さな事件やトラブルにとまどい落ち込みながらも、ヤマトさんの毒舌と駄菓子と本にいつの間にか背中を押されて…。カッコよくて爽やかで心が自然と前を向く、ブック+お菓子ミステリー!

著者等紹介

竹内真[タケウチマコト]
1971年生まれ。慶應義塾大学卒業。95年に三田文学新人賞、98年に「神楽坂ファミリー」で小説現代新人賞、99年に『粗忽拳銃』で小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

69
懐かしい駄菓子に寅さんやスター・ウォーズ。ノスタルジー雰囲気で良かった2021/06/06

kana

54
読んでいて楽しかった♪平台には駄菓子、壁の棚には文庫本。駄菓子屋と古書店で『だがしょ屋』。なんて素敵なお店♡店主のヤマトさん、毒舌なところもあるけど、アドバイスしてくれたり、頑張れって背中を押してくれる優しい人。みんなに慕われるのわかる☆駄菓子を食べながら、本をすすめてくれるなんて最高!近所にあったら通うだろうな❁寅さんを学んでからね♪ラムネ菓子を使ったフローズンカクテルはとても美味しそう❁駄菓子屋って、子供の頃は近所に何軒かあったけど今は見ないなぁ。駄菓子は作れるものが多いそうなのでチャレンジしたい☆2017/11/18

はな

42
図書館本。駄菓子屋さんと古書店が合わさったお店ってとても魅力的。何時間でも滞在できそう。しかも気風のいい粋なヤマトさんが取り仕切っているお店なら快適そう。ラムネ菓子のアルコール飲料って面白そうだし、駄菓子とかき氷カクテルもおいしそう。自由な発想がとてもいいなと思う。2017/09/28

ユメ

37
駄菓子屋と古書店で「だがしょ屋」。昔懐かしい駄菓子の数々と、文庫サイズの古書がしっくりと馴染んで醸し出す居心地のよさ。そして、気風がよく、本への造詣が深い店主のヤマトさん。ああ、また行ってみたいお店が増えた。客に本を薦めるヤマトさんの口上は、彼女が愛してやまない寅さんのごとく立て板に水で、思わず引きこまれる。道で口論になった相手に『赤毛のアン』を売るエピソードが好きだ。モンゴメリの愛読者としては、「どんな豪華な花束よりも、『赤毛のアン』の文庫本の方がずっといい」という一文が出てくるのが嬉しくてならない。2017/07/28

ぽぽ♪

36
駄菓子屋兼古書店のだがしょ屋の店主のヤマトさんが気っぷの良いおばあちゃんで素敵でした。ホストをクビになった祥介と、彼女の舞台女優の鈴も優しい二人で、読んでいてホッコリしました。又続編読みたいです。2018/08/01

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