出版社内容情報
幕末維新の激流の中を生きた人の行動や言葉を偏りなく大局的に捉え、近代日本の基礎である当時の歴史と精神に肉薄する一冊。〈「明治150年」の今、注目の「幕末維新」を読み解く〉〈幕末維新ミュージアム・霊山歴史館副館長が幕末維新史の核心に迫る〉
日本の近代化の基礎となった幕末維新期に活躍し、その後の日本に影響を与えた吉田松陰、坂本龍馬、西郷隆盛、徳川慶喜、近藤勇などさまざま人々の生き方を通して、彼らが目指した「維新」とは何だったのかを、幕末維新ミュージアム・霊山歴史館副館長の著者が探る一冊。ジョン万次郎の漂流、黒船来航から箱館戦争まで、歴史の激流の中を生きた人の行動や残した言葉を「勤皇」「佐幕」などの立場を超えて大局的に捉え、幕末維新期の歴史と精神に肉薄する。産経新聞(京滋版)の連載「幕末維新伝」をもとに編集。
木村幸比古[キムラサチヒコ]
著・文・その他
内容説明
幕末維新史の殿堂・霊山歴史館副館長による渾身連載を単行本化。幕末・維新期の歴史と人物を俯瞰し、広い視野から解説。掲載の資料図版は霊山歴史館の蔵品を中心に構成。ジョン万次郎、黒船来航から箱館戦争まで―近代日本の基礎を築いた志士たちの光と影。
目次
一大英断ヲ以テ天下ト更始一新セン
アメリカを持ち帰った男、ジョン万次郎
黒船来航、苦悩の幕府
京都の治安維持と新選組・見廻組
長州の動乱―禁門の変と残党狩り
近代化への道
時代の寵児・龍馬
海運事業からはじまった薩長同盟
大政奉還から王政復古
鳥羽伏見の戦い―戊辰戦争の前哨戦
江戸開城をめぐる交戦
戊辰戦争と箱館戦争
著者等紹介
木村幸比古[キムラサチヒコ]
1948年、京都市生まれ。霊山歴史館副館長。歴史家(近世思想史、幕末史)。國學院大學文学部史学科卒業。1991年、維新史の研究と博物館活動で文部大臣表彰。2001年、京都市教育功労者表彰。高知県観光特使。NHK大河ドラマ「徳川慶喜」「新選組!」「龍馬伝」「花燃ゆ」「西郷どん」企画展示委員等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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