料亭「吉兆」を一代で築き、日本料理と茶の湯に命を懸けた祖父・湯木貞一の背中を見て

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784473038968
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0070

出版社内容情報

料亭「吉兆」を創業し、世界の要人たちを驚嘆させたカリスマ料理人・湯木貞一。その孫である徳岡邦夫の目線で湯木貞一を再考する。

料亭「吉兆」を創業し、“世界之名物 日本料理”という言葉を打ち立て、東京サミットで世界の要人たちを驚嘆させたカリスマ料理人・湯木貞一。その祖父の思いを受け継ぎ、さらなる日本料理の発展に挑み続ける孫・徳岡邦夫。本書では、湯木貞一と徳岡邦夫の人生に焦点をあて、京都吉兆の歩んできた道を辿ります。吉兆の創業の歴史や祖父と北大路魯山人との逸話、またバブル崩壊や船場吉兆問題で苦境に立たされた徳岡邦夫を救った祖父の言葉とは。谷松屋戸田商店の戸田博氏と徳岡氏の対談も必読。今まで語られなかった祖父・湯木貞一に迫ります。

【著者紹介】
京都吉兆嵐山本店三代目総料理長

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BEAN STARK

6
湯木貞一さんの孫、徳岡邦夫さんの本。湯木貞一さんに関する本は(湯木貞一の本も含めて)読みやすく、スルリと自分の中に入ってくる。「世界之名物 日本料理」は湯木貞一さんの残した言葉。吉兆には(本店、高麗橋)一度は訪れてみたい。もちろん食事をいただきたい。2016/06/25

きよにやコータロー

6
敷居が高い料亭「吉兆」の、後継者の自叙伝です。料亭の世界や、老舗の暖簾と言われる伝統的価値について、読むとかなり理解できるようになっています。分かるなーこの気持ち!という作品でした。創業者・湯木貞一について詳しく触れていることが、門外不出な、徳岡家の゛伝統゛や、料亭という少しサラリーマンと異なる世界を詳細に自叙伝として、書かれた作品です。2014/04/04

nizimasu

4
吉兆の料理長であり3代目の自叙伝でもあり、創業者で茶人の湯木貞一について書かれた本。その美学を受け継いでいる人物であるが、個人的には情熱大陸とかテレビで出てくる破天荒なイメージともなかなか結びつかないでいた。するともともとバンドに憧れていったんは、店を離れたりなかなかな人のようだ。ただ、老舗をついでも船場吉兆の問題があったり経営は思いのほか大変だったようでどこか人懐っこい性格は苦労の中から自然と身に付いたのかと思うと色々感慨深い。どこか雲水のようなたたずまいも納得の人生の回顧録でもあります。まだ若いけど2013/10/11

Sumiyuki

3
うーむ。料理の話を期待したら、道具の話が多かった。吉兆の敷居をまたぐ日が来るのだろうか。食材。@(戦前)阪急の嵐山駅に降り立つと、児島家の女中さんが迎えに来てくれたんや。まだ六月だというのに箱提灯と団扇を渡され、京都は暑いので涼をとるために仰ぐのかと思っていたら、それが違た。道中、大堰川のホタルが群れをなして寄ってくるので、それを追い払うための団扇やったんや2018/11/13

takao

1
ふむ 京都吉兆嵐山本店三代目総料理長2017/11/16

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