出版社内容情報
「もちもち」「濃厚」などシズルを表す言葉を用いた食品パッケージデザインの秀作を収集・解説。シズル表現とデザインの関係を探る。
内容説明
近年、コンビニやスーパーをはじめとする流通の変化やSNSの普及、大手メディアにおける食のコンテンツ化により、食べものをめぐるコミュニケーションではシズル表現がますます大きな役割を果すようになっている。本書ではシズルを表現する言葉(シズルワード)を食感系、味覚系、情報系に区分し、デザイン事務所、メーカー58社による食品パッケージ計254点を分類調査。シズルのトレンドを一望するチャートや第一線で活躍するデザイナー、フォトグラファーへのインタビューも収録し、先鋭化するシズルの言葉とヴィジュアルの世界をさまざまな角度から探る。
目次
1 「おいしい」言葉―シズルワードの基礎知識(シズルと言葉;シズルワードの調査;シズルとヴィジュアル)
2 「おいしい」パッケージデザイン―シズルワードで分けた食品パッケージ図鑑(食感系;味覚系;情報系)
3 「おいしい」パッケージってなに?―食品パッケージの現在(特別インタビュー 佐藤卓;鼎談「シズルを作るデザイン、写真、そして言葉」)