珪藻観察図鑑―ガラスの体を持つ不思議な微生物「珪藻」の、生育環境でわかる分類と特徴

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珪藻観察図鑑―ガラスの体を持つ不思議な微生物「珪藻」の、生育環境でわかる分類と特徴

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784416518441
  • NDC分類 473.7
  • Cコード C0045

出版社内容情報

ガラスの体を持つ不思議な微生物「珪藻」とはどのような生き物か?生育地ごとに、その特徴、分類、生活との関わりなどを解説します。珪藻は、ガラスでできた体を持ち、光合成を行って生きる微生物(藻類)です。
淡水から海水まで広く分布し、世界中に約10万種類が生育すると言われています。
顕微鏡を使えばだれでも簡単に観察することができることから、理科の授業でもおなじみであり、
また、教育や生物学のみならず、水質調査などの環境学、
化石調査(ガラス質が微化石として残る)などの地質学、
珪藻土などでの土壌学などでも重要な役割を担う生物です。

珪藻の形状は種類によって様々で、唇に似たクチビルケイソウ、
船の形をしたフナガタケイソウ、その他、ユニークな名前が付いています。
顕微鏡観察の対象として、また珪藻を並べたアート作品としてのファンが多いのも
この生き物の特徴です。

本書は、珪藻の生育環境ごとに章立てし、そこではどのような珪藻が生育しているのか、
写真とともに、種類、特徴などを解説します。
図鑑的な要素以外にも珪藻がどのような生き物なのかの基礎知識、名前の由来、環境学、
地質学、土壌学、アート、そして実際に観察するための方法などをわかりやすく解説します。

■目次
はじめに
珪藻とは
基本的形態と分類形質
珪藻の生活環
珪藻の分類
珪藻の属
池の珪藻
湿原の珪藻
湖の珪藻
河川の珪藻
海の珪藻
様々な珪藻の話題:透過電子顕微鏡 胞紋構造、蛍光を観察する、珪藻アート、底生珪藻、南極海生態系の基礎生産者、
動く珪藻・動かない珪藻、生殖、配偶子、群体形成、長いのに丸い仲間、丸いのに長い仲間、化石珪藻、強酸性水域に出現する珪藻
付録:採集方法、観察方法、系統樹、分類表、属名リスト
索引
参考文献・著者紹介
謝辞・あとがき
コラム:タイプ標本の探索、珪藻の利用、フナガタケイソウの見分け方、殻の外形の呼び方、珪藻と古環境、胞紋の構造、
珪藻の中を観察する、中心類珪藻の見分け方、敵との戦い、珪藻の学名と和名、サンゴ礁の砂上にみられる珪藻、珪藻の光合成

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●はじめに
●珪藻とは
●基本的形態と分類形質
●珪藻の生活環
●珪藻の分類
●珪藻の属
●池の珪藻
●湿原の珪藻
●湖の珪藻
●河川の珪藻
●海の珪藻
●様々な珪藻の話題:透過電子顕微鏡 胞紋構造、蛍光を観察する、珪藻アート、底生珪藻、南極海生態系の基礎生産者、動く珪藻・動かない珪藻、生殖、配偶子、群体形成、長いのに丸い仲間、丸いのに長い仲間、化石珪藻、強酸性水域に出現する珪藻
●付録:採集方法、観察方法、系統樹、分類表、属名リスト
●索引
●参考文献・著者紹介
●謝辞・あとがき
●コラム:タイプ標本の探索、珪藻の利用、フナガタケイソウの見分け方、殻の外形の呼び方、珪藻と古環境、胞紋の構造、珪藻の中を観察する、中心類珪藻の見分け方、敵との戦い、珪藻の学名と和名、サンゴ礁の砂上にみられる珪藻、珪藻の光合成

南雲 保[ナグモ タモツ]
著・文・その他

鈴木 秀和[スズキ ヒデカズ]
著・文・その他

佐藤 晋也[サトウ シンヤ]
著・文・その他

内容説明

本書は、珪藻の生育環境ごとに章立てし、そこではどのような珪藻が生育しているのか、写真とともに、種類、特徴などを解説します。また、珪藻がどのような生き物なのかの基礎知識や実際に観察するための方法などをわかりやすく解説します。

目次

珪藻とは
基本的形態と分類形質
珪藻の生活環
珪藻の分類
珪藻の属
池の珪藻
湿原の珪藻
湖の珪藻
河川の珪藻
海の珪藻
さまざまな珪藻の話題

著者等紹介

南雲保[ナグモタモツ]
1974年日本大学農獣医学部卒業、1978年東京学芸大学大学院修士課程理科教育専攻科修了(教育学修士)。1997年東京水産大学(現東京海洋大学)にて博士号(水産学)を取得。1978年日本歯科大学生命歯学部生物学教室助手に着任。2002年より同大教授。大学の頃から珪藻の分類に惹かれ、形態学・分類系統学的研究に取り組んでいる。日本珪藻学会会長。現日本歯科大学名誉教授

鈴木秀和[スズキヒデカズ]
1982年東京水産大学(現東京海洋大学)卒業、同大学院修了(水産学修士)。1986年より神奈川県の県立高校と私立青山学院高等部にて理科教諭として生物学を担当。2003年東京水産大学にて博士号(水産学)を取得。2006年東京水産大学海洋科学部海洋環境学科助手に着任。2016年より同大学学術研究院教授。形態学・分類学的研究をベースに海産付着珪藻の種多様性と生育戦略の解明に取り組んでいる

佐藤晋也[サトウシンヤ]
1998年東京水産大学(現東京海洋大学)資源育成学科卒業、同大学院修士課程修了(水産学修士)。2008年ドイツ・ブレーメン大学博士課程修了(自然科学博士)。イギリス・エジンバラ王立植物園でのポスドクなどを経て、2013年より福井県立大学講師に着任。2018年より同大准教授。珪藻類の進化系統を明らかにするため、顕微鏡観察や培養実験、比較ゲノム解析など様々な角度から研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ねこ

65
少し前に「8月の銀の雪」を読みその中に珪藻(ケイソウ)という微生物が題材になったストーリーがありそれ自体に興味が湧きこの本を読んだ…というより閲覧しました。珪藻とは…基本的形態と分類形質…珪藻の属…と基本的説明がありますが9割は珪藻のカラー写真やグレー写真。…美しい! 珪藻とは川、池、海岸に居る単細胞の藻類でガラスの細胞壁を持つ藻です。大きさは0.1ミリ以下で種類は5〜10万程度。光学顕微鏡や電子顕微鏡、透過電子顕微鏡などで撮影されてます。ナノ単位のガラスの緻密な装飾付宝石箱の中に住んでいる生き物でした。2022/03/04

y

4
写真が多くて眺めているだけで楽しい本でしたが、付録は本気で観察するための人にもいいのかもしれないです。 私は人が撮ってくれた写真を眺めるだけで充分満足です。2021/03/12

aoyami

1
珪藻ってよく聞くけどなんだろう?と思いこの本を手に取ってみたら、顕微鏡写真の美しさに魅了された。宝石のような写真や、SFに登場しそうな、あたかも他の惑星の地表のような写真など、見ているとワクワクした。基礎知識から採取方法、観察方法まで記載されていて実用性もあると思う。植物プランクトンと一口に言っても、多種多様で、まだまだ謎の多い存在で、奥深い分野であるということを知ることができた。2021/04/11

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