出版社内容情報
ウィニコットを理解するうえで重要な22の鍵概念を原典からの豊富な引用をもとに解説した、どこからでも読める大項目形式の辞典。
内容説明
ウィニコットの文章に繰り返し現れてくる22の鍵概念を、大項目辞典の形式をとって解説した、どこからでも読める研究書。各項目とも、冒頭にポイントを簡潔に記し、本文ではウィニコットの原文を豊富に引用しつつ、著者が概念を整理している。ウィニコット理論への入門書として格好のガイドとなるばかりでなく、専門家が知識の整理をするのにも役立つ。巻末には、ウィニコットの著作目録が年代順と原題のアルファベット順に掲載されている。実際にウィニコットの原典を読むうえで、常に手元に置いておきたい書である。
目次
遊ぶこと
移行現象
依存
思いやり
抱えること
環境
原初の母性的没頭
攻撃性
コミュニケーション
自我
自己
スクイッグル・ゲーム
精神-身体
舌圧子ゲーム
創造性
存在すること(の連続性)
退行
憎しみ
母親
反社会的傾向
一人(でいられる能力)
抑うつ
著者等紹介
館直彦[タチナオヒコ]
1953年東京都に生まれる。1981年大阪大学医学部卒業。専攻、精神医学・精神分析学。天理大学大学院臨床人間学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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