出版社内容情報
人類の“はじまり”は、いま、ここまで明らかになった---。古人骨、DNA、食、文化…など謎を解く手がかりを“総動員”して、その幻のルーツに迫る。ヴェールに包まれた日本人の黎明期が浮かび上がる知的発見の書。
内容説明
歴史のはるか彼方に存在した自分の祖先、日本人のルーツに思いを馳せたことのある人は多いだろう。いったい彼らはどのような経緯でアフリカから遠く離れたこの地にまで至ったのか。彼らは何を考え、どこでどのような生活を営んでいたのか。我々に連なる日本人とその文化はその後、どのように形成されたのか。いくつもの事実を集約した結果、見えてきた“日本人の源流”とはいかなるものか。本書を通じて、そのルーツに迫ってみたい。
目次
プロローグ 日本人のルーツをたどる
第1章 体の「刻印」は何を語るか
第2章 「DNA」が解き明かす日本人
第3章 「食」の起源をさかのぼる
第4章 古の人々が育んだ「文化」と「精神」の源流
第5章 「日本語」はどこからきたのか
著者等紹介
小田静夫[オダシズオ]
1942年東京生まれ。1972年より東京都教育庁文化課に勤務し、2003年定年退職。この間、都内の遺跡調査、伊豆・小笠原諸島、琉球列島、九州など、数々の「旧石器遺跡」の発掘調査を手がける。1993年から2011年まで東京大学教養学部、1994年から1999年までお茶の水女子大学生活科学部の非常勤講師を兼務。2005年岩宿文化賞、2009年伊波普猷賞を受賞。現在、東京大学総合研究博物館研究事業協力者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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