内容説明
なぜか話が通じない、分かり合えない―それは、相手との間に、気持ちが伝わらない「心の壁」(心理的障害)があるからかもしれません。自分のことばかり考える、人の話を聞いていない、思い込みが激しい、すぐ傷つく…なぜ、そんな行動に出てしまうのか。心理学の第一人者が、ストレスのない人づきあいのコツをナルシシズム(自己愛)から明快に読み解いた一冊。
目次
序章 なぜか気持ちが伝わらない相手との「心の壁」に気づく
1章 「話が通じる人」と「通じない人」の違い
2章 「話が通じない人」の共通点
3章 なぜ、「話が通じない」のか
4章 「話が通じない人」とどうつきあうか
5章 「話が通じない人」への処方箋
著者等紹介
加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。同大学院社会学研究科修士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授、ハーバード大学ライシャワー研究所准研究員、日本精神衛生学会顧問。ニッポン放送ラジオ番組「テレフォン人生相談」のパーソナリティを約30年務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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miwapicco
4
再読。つまりは全てナルシストで片付けている、シンプルな考え方。自分のこと、好きか嫌いかでしか判断しない、自分を傷つけられたことは大騒ぎ、とか、他人の重病より自分のかすり傷、とか、思いやるのが全て自分、とか、そして個人主義、自由の履き違え、とか。卑近な例で思い当たるふしが沢山あって憂鬱(´・ω・`)そして自分に当てはまることももちろんあって、ヒトは多かれ少なかれナルシスト成分がありつつ、それをどこまで他人と譲り会えるか、他人の立場を想像できるかなのだな、と学習。2015/10/27
よんちゃん
1
自分に思い当たるところが多々あり、身につまされます。。2018/05/06
FlowerLounge
1
同じことがひたすら何度も繰り返し書いてある。で、この本を手に取るような人がおそらく最も関心があるだろう「話の通じない人への対処法」については具体的に何も書かれていない(見出しには対処法とあるが本文は対処法ではない)。☆22015/04/17
ハマギン
1
会話をしているとき、自分の話にも他人の話にも興味がない人はなんていうんだろう。ただの無気力な人か。2015/02/05
あろ
1
前半はほとんどナルシシズムについてで、自分にも当て嵌まるものが多々あり、かなりショッキングでした。しかし、対人関係での「なんで?」のほとんどを解明できてスッキリしました。2010/03/06