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内容説明
廃炉の莫大なコストと期間、除染、代替エネルギーの問題、置き場のない放射性廃棄物…すべての日本人がいま、知っておきたいこと。
目次
1章 福島第一原発事故の後始末(2011年の12月に、日本政府は「冷温停止」と「原発事故収束宣言」を出しました。これで、放射能漏れの危険性はかなり少なくなったといえるのでしょうか?;福島第一原発事故以降も、あちこちの原子力発電所や関連施設でトラブルが頻繁に起こっています。甚大な被害が出たにもかかわらず、関係者の意識改革がまったく行なわれていないように感じます。抜本的な解決策はあるのでしょうか? ほか)
2章 除染作業という後始末(福島第一原発周辺の除染作業はどのように行なわれるのでしょうか?;除染作業では、どのくらいの手間と費用がかかると予測されるのでしょうか? ほか)
3章 奪われた生活への後始末(福島第一原発周辺の地元住民は、いつ頃帰宅できるのでしょうか?;農産物・海産物以外で、汚染の影響がとくに心配な分野はありますか? ほか)
4章 これからの日本のための後始末(アメリカではスリーマイル事故以来、新設の認可は三十数年間凍結されていましたが、2011年末に原発新設の認可が下りました。これはアメリカ国内のどのような事情によるものでしょうか?;事故が収束するまでは、放射性物質を含む汚染水の海中への放出量を統計上はゼロ扱いとする、という原子力安全・保安院の方針は、科学技術の世界で普通に行なわれていることなのでしょうか? ほか)
5章 残された課題の後始末(低線量被曝の影響に対する考え方がいくつもあるのはどうしてですか?;福島第一原発事故での情報隠蔽や、その後の対応のまずさや遅れによって、日本は国際社会のなかで信用を失墜してしまったといわれています。失われてしまった信用を回復する手立てはあるのでしょうか? ほか)
著者等紹介
桜井淳[サクライキヨシ]
1946年、群馬県生まれ。理学博士・物理学者・技術評論家。東京理科大学大学院修了。76年より日本原子力研究所で炉心安全解析に、84年から88年まで原子力発電技術機構・原子力安全解析所で原子力発電所の安全解析に従事。現在、システム安全論を中心に、中立公平な立場から問題の核心を突く論説で、テレビや新聞、雑誌で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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