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内容説明
正月に雑煮、月見に団子、娘の成長と赤飯…季節の滋養を神と共に食す、その伝統を探る。
目次
第1章 一年の行事と食のしきたり(正月;春;夏;秋;冬;年の瀬)
第2章 人生の儀式と食の習わし
第3章 郷土の伝統と食のいわれ(各地の伝統料理;各地のごちそう;戦後生まれの地方名物)
著者等紹介
新谷尚紀[シンタニタカノリ]
1948年広島県生まれ。早稲田大学史学科卒業、同大学院博士課程修了。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。社会学博士。柳田国男の著作に刺激をうけ、民俗学の道を志す
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
10
「初午にしもつかれを七軒食べ歩くと中気にならない、しもつかれをワラツトに入れて屋根に投げ上げると火災盗難除けになる、栃木県の古くからの言い伝えである。「しもつかれ」は下野国を中心に…一部地域でつくられる郷土料理として知られている…材料は塩びきの鮭の頭、大根、大豆、人参、油揚げ、酒粕だが、いずれも「残りもの」を使うのがこの郷土料理の特徴」「日本では古くから鯛が食べられており、縄文時代にすでにその痕跡が認められるともされる…最高の魚の地位が不動のものになるのは江戸時代以降で、それまでは鯉にその座を譲っていた」2018/09/08
ゆきこ
1
食に関する民俗が紹介されています。戦後生まれの地方名物がおもしろかったです。名物として名を馳せてる食べ物でも、意外と歴史が浅いものが多いのかも。2012/02/18
shiro
0
日本の行事と、それに関する食の由来や意味を、文献を紐解きながら説明している。飢饉や厳しい自然環境を背景として生まれた料理が、各地の伝統食として定着していく経緯は興味深かった。2012/02/28
日和見菌
0
難しい漢字が多くて読みにくかったけど、しきたりには一つ一つ意味があって、それが知れたので面白かった。2011/01/10