人狼伝説―変身と人食いの迷信について

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人狼伝説―変身と人食いの迷信について

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409510629
  • NDC分類 388.3
  • Cコード C0022

内容説明

狼憑きとは何か。ヨーロッパ世界でどのように受け止められてきたのだろうか。人間性そして人と神との関係に向けられた著者の探求心はとどまるところを知らず、古今東西の神話、伝説、民話、民間信仰などを蒐集・比較するとともに、青髭公(ジル・ド・レ)ら、人狼(主に人食い)や魔女と信じられた人々の裁判記録をもとに詳細に事件を記述する。

目次

古代人と狼憑き
北方の人狼
北欧における人狼の起源
中世の人狼
恐怖の審理室
ジャン・グルニエ
人狼と民間伝承
先天的な狼憑き
人狼神話の神話学的起源
ド・レ元帥1「審理」
ド・レ元帥2「裁判」
ド・レ元帥3「判決と処刑」
ガリツィア地方の人狼
特異な事例―ハイエナ人間
説教の中の人狼

著者等紹介

ベアリング=グールド,セイバイン[ベアリンググールド,セイバイン][Baring‐Gould,Sabine]
1834‐1924年。ヴィクトリア朝イングランドの聖人研究家、讃美歌作者。民俗誌家、小説家、宗教哲学者としても知られ、多分野にわたる数々の著作を残した

ウェルズ恵子[ウェルズケイコ]
立命館大学文学部教授。アメリカ文化・文学。アメリカ現代詩の研究を経て、近年では英語圏のフォークソング、フォークテイルを中心に研究している

清水千香子[シミズチカコ]
立命館大学大学院文学研究科博士後期課程。高等学校教諭日本文学・比較文学。外国語に翻訳された文学作品を通して、日本語や日本文学の特質を探る研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

8
狼男についてというよりは、19世紀当時の変身と異常行動考察の本ですね。後半はからは人狼からはずれて実在の大量殺人事件にフォーカス。「人間は人間にとって狼である」2010/11/20

j1296118

2
人狼伝説の研究の本であって人狼伝説の本では(あまり)ないんですね ド・レ閣下の逮捕から裁判の話はなかなか面白い。参考文献一覧には無いようだけどポール・ラクロワ氏が抄録をもとに書いた伝記というのの訳書は無いのだろうか2014/07/25

らむだ

2
19世紀に出版された人狼に関する古典的研究書。伝説や民話の引用も多く文体も読みやすいので人狼研究の入門書としてもお勧めです。 後半はエリザベート•バートリやジル•ド•レなどの残虐行為から人間の暴力性や病理を描き出します。2013/03/11

Mr.ファンブル

2
個人的な参考資料として、図書館で借りて読んでみた一冊。人狼に関連した伝説や民話、さらには、人間の中にある変身と食人衝動の関連性を、小説調の文面でまとめた研究書でした。……しかしまさか、「青髭」ことジル・ド・レェ公の裁判記録までもが載っているとは……。驚きでした。2010/01/06

noname

2
ヨーロッパに伝わる「狼憑き」「人狼」の伝説に関する古典的研究書。といってもお堅い感じはまるでなく、小説のような文体でさっと読めてしまう。出版された時代が古く、また古今東西に渡る逸話の紹介と比較が主なので、時折痒いところに手が届かないような物足りなさも覚えるが、人狼のみに焦点を絞った書を読んだのは初めてだったのでとても面白かった。後半では狼憑きの根底にあるともいえる人間の獣性、残虐性にも言及し、有名なジルドレの事例も載っている。2009/06/03

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