来るべき経済学のために

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409241004
  • NDC分類 331
  • Cコード C1033

出版社内容情報

「いま、教養のある経済学者は本当にまれです」
「日本の大学には経済学部が多すぎる」
「日本では主流派の経済学が根付いていない。だからアンチも育たない」
「正統な経済学を学べば、市場原理主義にはなりえない」

古典派からトマ・ピケティまで、経済学の歴史と現状を大観し、
大学教育問題を踏まえて、来るべき学問の姿を展望する。

【著者紹介】
1943年、兵庫県生まれ。現在、京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授。専門は労働経済学。京都大学経済学博士(1998年)。灘高等学校を経て、1967年小樽商科大学商学部卒業。1969年大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了、1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学(1979~2007年)、同志社大学(2007~2014年)で教鞭をとる。元日本経済学会会長(2005年度)。日本語の単著・共著・編著は70冊を超える。近著に、『実学教育改革論』(日本経済新聞出版社)、『ニッポンの経済学部』(中公新書ラクレ)、『脱「成長」戦略』(広井良典との共著、岩波書店)など。弊社では、山森亮との対談『貧困を救うのは、社会保障改革か、ベーシック・インカムか』(2009年)を刊行。(

内容説明

古典派からトマピケティまで、経済学の歴史と現状を大観し、大学教育問題を踏まえて、来るべき学問の姿を展望する。

目次

第1章 経済学と経済学史その一(経済学者は理論から経済学史に向かう?;マルクス経済学者はなぜ経済学史に向かったのか ほか)
第2章 経済学と経済学史その二(市場原理主義は経済学の傍流;格差社会への警鐘 ほか)
第3章 ノーベル賞からみる経済学(経済学賞はノーベル賞ではない!?;左派は排除される? ほか)
第4章 来るべき経済学のために(京大経済学部の教育;役に立たない授業 ほか)

著者等紹介

橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年、兵庫県生まれ。現在、京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授。専門は労働経済学。京都大学経済学博士(1998年)。1967年小樽商科大学商学部卒業、1969年大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了、1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学(1979~2007年)、同志社大学(2007~2014年)で教鞭をとる。元日本経済学会会長(2005年度)

根井雅弘[ネイマサヒロ]
1962年、宮崎県生まれ。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。専門は経済思想史。1985年早稲田大学政治経済学部卒業、1990年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。著著・編著は40冊近い。新聞・雑誌などの書評委員も多数務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Francis

3
面白くて一日で読了。経済学史家の根井雅弘、労働経済学の橘木俊詔と言うお互いに親交もある二人の経済学者が経済学の始祖ケネーからピケティまでの経済学の歴史、現状、そして将来の展望について語りつくす。ところどころで様々な経済学者のエピソードが挿入されたり、とても面白い。森嶋通夫、宇沢弘文両教授はノーベル経済学賞をもらってもおかしくないとサミュエルソン教授が言っていたと橘木先生が語っているが、森嶋、宇沢両先生が結局、経済学賞を受賞できなかったのはとても残念。2015/06/05

田中峰和

1
経済学の主流派が数理経済学に偏ってしまい、ノーベル経済学賞の受賞者もその方向。労働経済学と格差の経済学が専門の橘木氏と経済思想史が専門の根井氏は、主流派ではない。二人が経済学を学びだした時代はマルクス経済学か近代経済学かを選ぶ時代。東大・京大はマルクス経済学なので、偏差値で京大を選んだ学生がマル経になじめず、修士からは近経の阪大に移る学生が多かったらしい。橘木氏は相変わらず、アカデミックな経済学は役に立たないので、実務的な指導を求める。一方根井氏は教養の重要性を強調するというかみ合わない対談が面白い。2015/02/03

ozapin

1
まさに直近のピケティまでを一直線上に並べてくれているので頭に入る、わかりやすいし、日本人の経済学者も頑張ってるんだなあとわかる。経済学というのは、みんながみんなバラバラなことを言っているように最初聞こえるので、それを避けるためにも読みやすい対談集だった。あとは、経済学の究極テーマである資産をどう分配するかという話が時々出てくるのが面白い。2015/01/04

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