出版社内容情報
「いま、教養のある経済学者は本当にまれです」
「日本の大学には経済学部が多すぎる」
「日本では主流派の経済学が根付いていない。だからアンチも育たない」
「正統な経済学を学べば、市場原理主義にはなりえない」
古典派からトマ・ピケティまで、経済学の歴史と現状を大観し、
大学教育問題を踏まえて、来るべき学問の姿を展望する。
【著者紹介】
1943年、兵庫県生まれ。現在、京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授。専門は労働経済学。京都大学経済学博士(1998年)。灘高等学校を経て、1967年小樽商科大学商学部卒業。1969年大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了、1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学(1979~2007年)、同志社大学(2007~2014年)で教鞭をとる。元日本経済学会会長(2005年度)。日本語の単著・共著・編著は70冊を超える。近著に、『実学教育改革論』(日本経済新聞出版社)、『ニッポンの経済学部』(中公新書ラクレ)、『脱「成長」戦略』(広井良典との共著、岩波書店)など。弊社では、山森亮との対談『貧困を救うのは、社会保障改革か、ベーシック・インカムか』(2009年)を刊行。(
内容説明
古典派からトマピケティまで、経済学の歴史と現状を大観し、大学教育問題を踏まえて、来るべき学問の姿を展望する。
目次
第1章 経済学と経済学史その一(経済学者は理論から経済学史に向かう?;マルクス経済学者はなぜ経済学史に向かったのか ほか)
第2章 経済学と経済学史その二(市場原理主義は経済学の傍流;格差社会への警鐘 ほか)
第3章 ノーベル賞からみる経済学(経済学賞はノーベル賞ではない!?;左派は排除される? ほか)
第4章 来るべき経済学のために(京大経済学部の教育;役に立たない授業 ほか)
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年、兵庫県生まれ。現在、京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授。専門は労働経済学。京都大学経済学博士(1998年)。1967年小樽商科大学商学部卒業、1969年大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了、1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学(1979~2007年)、同志社大学(2007~2014年)で教鞭をとる。元日本経済学会会長(2005年度)
根井雅弘[ネイマサヒロ]
1962年、宮崎県生まれ。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。専門は経済思想史。1985年早稲田大学政治経済学部卒業、1990年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。著著・編著は40冊近い。新聞・雑誌などの書評委員も多数務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Francis
田中峰和
ozapin