出版社内容情報
絵本に興味のある学生だけでなく、じっさいに子供に接する親た
ち、図書館司書、読み聞かせグループ、幼稚園や保育の現場の人た
ちに向けた優しい語り口の絵本入門。
「絵本は、子どもが生まれてはじめて出会う文学であり、芸術で
ある」――現実に飛び込むまえに世界を知る入口であるということ
をスタートに、絵本のしくみ、眼で見て、触って、聞いて楽しむと
いうユニークな特徴、それを活かしたメッセージの理解に力点をお
いている。また同時に、絵本は「大人が再び出会う文学であり、芸
術である」とし、より深く絵本を楽しむためのポイントや、絵本作
家の創作の秘密にも迫っている。
(目次)
?T 絵本のしくみ
絵本の基本的要素/絵本の「色」「形」「線」など/ことばで語り、絵で語る/絵本のストーリー/結末の結び方
?U 絵本作家たち
青春時代の苦悩と修行―アンソニー・ブラウンの歩み/心から平
和を願った画家――ロバート・マックロスキーの絵本作り/「自
分って何?」自分探しの旅に生きた芸術家レオ・レオニ/子ども
の幸せを願って――エリック・カールと絵本作り/コールデコッ
トみたいに――絵で語るモーリス・センダック
【著者紹介】
1953 年生まれ。白百合女子大学大学院児童文学科博士課程(第一期生)単位取得退学。フェリス女学院大学教授。伝承文学、児童文学、絵本学。日本有数の児童文学専門家のひとり。「日本の絵本の父」ともいわれる元福音館書店会長・松居直の直弟子。『絵本はいかに描かれるか-表現の秘密』(日本エディタースクール出版部、1999 年)、『昔話と昔話絵本の世界』(日本エディタースクール出版部、2000 年、日本児童文学学会賞奨励賞受賞)、『子どもに伝えたい昔話と絵本』平凡社、2002 年 6月)、『絵本のしくみを考える』(日本エディタースクール出版部、2007 年)、共編『ベーシック 絵本入門』(ミネルヴァ書房、2013 年)など。
内容説明
「絵本は、子どもが生まれてはじめて出会う文学であり、芸術である」―現実に飛び込むまえに、絵本は世界を知る入口であるということをスタートに、絵本の基本的なしくみやしかけを丁寧に解説。また見て、聞いて、触れて楽しむという絵本の特性、それを活かしたメッセージの味わい方を紹介、創作の舞台裏にも迫ります。絵本に興味のある学生だけでなく、子どもと絵本を楽しむ親や図書館司書、読み聞かせグループ、幼稚園や保育の現場の人たちに向けた優しい語り口の絵本入門。
目次
1 絵本のしくみ(絵本のきほん;絵本の「色」「形」「線」;ことばで語り、絵で語る;絵本のストーリー;物語の結び方)
2 絵本作家のあゆみ(挫折をユーモアで乗り越える―アンソニー・ブラウンのあたたかい絵本;徹底した観察者―ロバート・マックロスキーとカモの親子;自分探しの旅に生きた芸術家―レオ・レオニと「ありのままの自分」;想像力を刺激する―エリック・カールのしかけ絵本;コールデコットをめざした画家―絵で物語るモーリス・センダック)
著者等紹介
藤本朝巳[フジモトトモミ]
1953年熊本県生まれ。青山学院大学英米文学科卒業。米国ポートランド州立大学留学。2007年度ケンブリッジ、アングリア・ラスキン大学客員研究員。現在、フェリス女学院大学文学部教授。日本イギリス児童文学会事務長。絵本学会理事。JBBY(日本国際児童図書評議会)理事などを歴任、日本口承文藝学会等会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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