内容説明
文学・宗教・哲学・精神病理学・芸術・自然科学など多分野の第一線研究者が集い、「人間の在り方と営み」「文化にとって自然とは何か」という問題を重層的に討論する。日独文化研究所創立50周年記念出版。
目次
第1部 文学・宗教・哲学の視点から(ゲーテの自然―形態をめぐって;親鸞における自然―シェリングとのつながりで ほか)
第2部 精神病理学の視点から―自然さと不自然さ(精神分裂病における自己と自然さの障害;精神病理学的観点からみた自然さと不自然さ)
第3部 芸術の視点から―芸術に映る東西の自然観(雪舟とヨーロッパ―『山水長巻』における「自然」;美術に見る東西の自然観 ほか)
第4部 自然科学の視点から(自然科学と哲学―歴史的展開・現在の状況・将来の挑戦)
著者等紹介
芦津丈夫[アシズタケオ]
1930年生まれ。京都大学名誉教授。2001年死去
木村敏[キムラビン]
1931年生まれ。京都大学医学部教授を経て、河合文化教育研究所主任研究員。京都大学名誉教授
大橋良介[オオハシリョウスケ]
1944年生まれ。京都工芸繊維大学教授を経て、大阪大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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