内容説明
世界一を探して旅に出た「ぼく」が見つけた世界一の数々。危険な場所、危険なホテル、危険なトイレ、大峡谷、巨大滝、遺跡、星空、メシがうまい国、メシがまずい国、うまいビール…などなど全30篇。
目次
第1章 世界一すごいところ(世界一危険な場所―動物編;世界一ムカつく国境 ほか)
第2章 世界一すごいもの(世界一笑えるお札;世界一(?)のお土産 ほか)
第3章 世界一すごい食べ物(世界一メシがうまい国;世界一メシがまずい国 ほか)
第4章 世界一すごい人たち(世界一のホスピタリティ;世界一美人の多い国 ほか)
第5章 再び世界一すごいところ(世界一美しい街;世界一寂しげな場所 ほか)
著者等紹介
石田ゆうすけ[イシダユウスケ]
1969年、和歌山県白浜町生まれ。1995年夏から2002年末まで、自転車で世界一周旅行。その後、新聞、雑誌などに執筆するかたわら、各地で講演活動をしている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遅筆堂
24
『行かずに死ねるか!』の続編。相変わらず文章が簡潔で巧い。著者の石田ゆうすけ氏は、到底真似できないくらいの多くの経験を積んでいる。文章にする時も大きな引き出しの中を俯瞰することができるのではないか。だから、その内容が伝わるし、知識だけではない経験から導き出されたそのストーリは奥深いのだろう。天狗にならない普通さがいい。2011/11/20
さくちゃん
10
「行かずに死ねるか」シリーズ第2弾。7年半のチャリ旅の中で著者が独断で選んだ世界一の場所・モノ・人々をテーマごとに振り返る一冊。この人の文章って嫌みがなくて本当に好きだな~。世界一の遺跡のエピソードの中での「感動するためのこだわりを大切にしたい」という一文がすごく印象的でした。2015/10/17
takeapple
6
石田さんは、旅の手段として自転車を選んでいるんだなあとつくづく思います。そういう肩ひじ張らずに自転車に乗っている姿勢に好感が持てます。自分もいつか旅に出たいなあと思って、もう20年も経ってしまったけれど、それでもいつかはと、思わせてくれる本。次の『洗面器・・・』も早く読みたいなあ。2009/03/12
Yutaka Matsuzawa
6
自転車で7年半世界一周の第二弾。訪れた国が87カ国。その中で作者が決めた世界一を紹介。世界一危険な動物とか、世界一うまいデザートとか、どうでもいいんだけれど気になる話題が満載。デザートを形容する文で「完全なるものの前に、言葉はいかにも無力だった。」いい文章が書いてあります。○2015/11/17
むぎじる
5
「行かずに死ねるか」の外伝。前作には書かれていない箇所もあり満足できた。空気の温度やにおいまで伝わってくるようなこのエッセイは、石田さんのような旅ができない私にとっては刺激的で楽しかった。お気に入りは「世界一すごい食べ物」。2012/11/06