Joy novels simulation
潜水空母イ2000

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408605425
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

1941年12月7日、0400時。オアフ島から北東250海里の海上に、奇怪な物体が浮上した。それは、艦首と艦尾をのぞけば、どうみても潜水艦のかたちをしている。しかし排水量2万トンはありそうな巨大な潜水艦である。そして中央部には、亀の甲羅のような曲面体が盛り上がっている。それがなめらかにひらくと、曲面は左右の舷側に収容された。その下に長方形の飛行甲板が現れた。全長200メートルはある。エレベーターも2基ついている。そのエレベーターが沈み込むと、飛行機が揚げられてきた。零戦、九九式艦爆、九七式艦攻と、当時の日本軍艦載機の主力である。艦尾には艦橋兼司令塔が聳えている。これはまさに潜水空母とでもいうべきもので、全部で4隻浮上した。搭載機は1隻につき80機。4隻だから攻撃力は320機である。

著者等紹介

田中光二[タナカコウジ]
昭和16年2月14日、京城生まれ。早稲田大学第二文学部卒。『黄金の罠』で第1回吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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