内容説明
小雨が降り込め始めた土曜日の昼下がり。突然セーラー服姿の女子高生が男性を追い回し始めた。男はそこにいた数人の男たちに助けを求めたものの、ついに少女に追いつかれ、その混乱の中、刺殺されてしまう。だれもが少女が犯人と思ったが、しかし、少女は凶器を所持することが不可能な状況だったことが判明、しかも衆人環視の中にもかかわらず、だれも犯行を目撃していなかった。そして難航する捜査をあざ笑うかのように、今度は悪名高きワンマン市長が殺害されてしまった―!不可解な連続殺人の裏に秘められた驚愕の事実とは。
著者等紹介
石川真介[イシカワシンスケ]
福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部法律学科卒。現在、トヨタ自動車(株)生技管理部門で活躍中。平成3年、処女長編「不連続線」(光文社文庫)で第2回鮎川哲也賞を受賞。福井県ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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