内容説明
10年前に浜松市で起きた夫婦殺害事件を調べ直すことになった上島警部と推理作家の吉本紀子。ごくふつうの日常を送っていた夫婦に、殺意を呼び込むようなきっかけは見あたらない。それでも被害者の過去を丹念に洗い直し、ついに真犯人を特定した。だが、その矢先、犯人が舞鶴にいるとの謎の電話が京都府警に入る。府警本部は万全の体制で犯人が潜伏すると見られる一帯を包囲するが、犯人は警察の目前で殺されてしまった!!警察が厳重包囲するなか、いったい誰が、どうやって…。
著者等紹介
石川真介[イシカワシンスケ]
福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部法律学科卒。現在、トヨタ自動車(株)生技管理部門で活躍中。平成3年、処女長編「不連続線」(光文社文庫)で第2回鮎川哲也賞を受賞。TV東京ドラマ化『女と愛とミステリー』2回。福井県ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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