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空母艦隊血風録〈2〉

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  • サイズ B40判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408603056
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

射撃はぎりぎりまで控える。高角砲は仰角をあげ、機銃群は俯角をとる。それぞれ艦爆、艦攻に対する備えだ。そして吠える時がやってきた。「敵機あと一万二千。有効射程距離に突入!」「対空戦闘撃ち方始めィ!」山口少将の怒号とともに、16隻の第二機動部隊は海上砲台と化した。彼女たちは至る所に生やした牙から、重力に逆らいつつ、飛礫を投げ散らかしていく。無数の黒煙が空を汚した。敵機はその間をかき分けながら距離を詰めてくる。まさに乱戦。まさに混戦。大空と海原の支配者は、己の存亡を賭けた死闘を展開していったのだ。

著者等紹介

吉田親司[ヨシダチカシ]
1969年福岡県生まれ。岡山商科大学卒。情報処理会社をリストラされた後、執筆活動を開始。前例にとらわれない奇抜な発想と精緻きわまる軍事考証で、若者から熟年層まで広範な支持を得ている
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